「トマト栽培」遠雷 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
トマト栽培
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働き者だという噂を聞いて見合い話が飛び込んできた。結婚や恋人を作ることなんて考えてもいない満夫(永島)。見合いで気に入り、早速モーテルへと向かった二人。母親と祖母の相手をするのが心配と、一時は破談になりかけたが、他は順調で妊娠もしてしまい、とんとん拍子に結婚へと向かう。
見合いが決まる前はバーの女・カエデ(横山リエ)とビニールハウスの中でやっちゃった満夫。親友の広次(大倉)が続いてカエデと関係を持ち、その後駆け落ちする。カエデには夫(蟹江敬三)がいるのだが、どうも頼りない。多少の浮気は認めるとの約束の上で結婚したらしいのだ。
結婚式当日、自宅での宴席が盛り上がってる中、広次から突然連絡が入る。結末は予想できるのだが、カエデの首を絞めて殺してしまったというモノローグはなかなか良かった。しかし殺意はないのだし、ふざけ合った末の過失致死だとすれば10年というのは長すぎるような気もする。紋付き袴姿の満夫が泣きながら歌う「わたしの青い鳥」が印象的。その後、何もなかったかのように2人で農作業をする。まるで世間話をするかのように10年について話すってのも、すごく自然に思えた・・・
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