劇場公開日 1969年7月15日

「仕方のないことなのだろう・・・余りにも稚拙すぎて、欠伸続きだった。」栄光への5000キロ はるさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5仕方のないことなのだろう・・・余りにも稚拙すぎて、欠伸続きだった。

2020年6月20日
PCから投稿

カーレース映画の醍醐味のかけらもなく、決まりきった男と女の生きざまの違いも表現できず、観終わっても感激すら感じられない映画だった。
どうしてなんだろう?
日産自動車のPR映画のつもりで撮ったのなら許せるけれど、それすら感じられないのはラリーと言う競技の所為なのか、その過酷さが滲み出ているシーンは微塵もない。たぶんに、車好きを自負するスタッフが一人もいなかったんだろう。
ほぼ海外ロケで終始するが故、石原裕次郎は膨大な借金を抱えることになっただろうし、独立プロとしての先駆けで苦労することになっただろう。それが唯一の財産になった事が慰めだ。
ただ、見所は浅岡ルリ子演じる優子”がダットサン”に嫉妬する表情だけが今でも僕の心から消えてなくならない。

はる