「不定形怪獣」宇宙大怪獣ドゴラ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
不定形怪獣
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DVDで2回目の鑑賞。
本邦初の宇宙怪獣にして、姿が不定形であると云う唯一無二の個性を与えられた宇宙大怪獣ドゴラのデビュー作。ゴジラ以外の東宝怪獣最後の単独主演作品でもあります。
当時は東宝特撮映画の円熟期。油の乗り切った円谷英二特技監督による特撮によって表現されたドゴラは見事な創意工夫の賜物であり、実態の無い姿から漂う不気味さが秀逸でした。
ストーリーも異色でした。日活のギャング映画のような刑事と国際的ダイヤ強盗団との対決に、炭素を好んで食べるドゴラが絡んで来ると云う、一粒で二度おいしい構造です。
ダイヤ強盗団の一味である若林映子がエキゾティックな魅力を振り撒き、ストーリー自体もそうですが、アダルトな雰囲気を醸し出すのに一役買っており、素晴らしい存在感でした。
[以降の鑑賞記録]
2024/04/18:Amazon Prime Video(東宝名画座)
※リライト(2024/04/18)
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