「脂ぎったオスの臭いプンプン」伊賀忍法帖 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
脂ぎったオスの臭いプンプン
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元来、山田風太郎の俗受けを狙った作風、大衆官能時代小説の類は苦手である。
たまたま録画が残っていたので観たのだが・・。
処女を輪姦してその涙を信長も狙った名器平蜘蛛の茶窯で煮詰めて媚薬を作るなんて瘋癲老人の劣悪な妄想だろう。
人気の高い戦国史や忍術ものを題材に虚構の奇伝に化けさせた妄想ホラーもどき、高尚を装ってはいるが一皮むけば脂ぎったオスの臭いプンプン。多くの熱烈なファンがいた大衆文化路線を否定するつもりはないが余りにも直截的な娯楽至上主義、好きな人が観ればいいとしか思えなかった。
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