硫黄島(1959)のレビュー・感想・評価
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ある兵士の自殺〜実話を基にしたミステリータッチの反戦映画?
太平洋戦争において屈指の激戦地、硫黄島。
日本軍は2万人以上の犠牲を出して玉砕したが、
わずかに生き残りもいた。
終戦後4年たって、ようやく帰国した若い兵士(片桐)の物語。
・極限状態だった戦場で何があったのか?
・なぜ、美しい恋人?に突然別れを告げたのか?
・日記を探しに硫黄島に戻る真意は?
実話を下敷きにしながらも、中身はほとんどフィクションである。
片桐とは、いったい、何者なのか。
共に生き抜いた戦友、アパートの大家、元カノ、職場の後輩、、、
取材して回る主人公の新聞記者だが、片桐を知れば知るほど、混乱する。
そして、そのまま映画も終わる。
反戦映画と呼んでも差し支えは、なさそうだ。
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大怪獣とデビルマンを観た後でしたので、採点甘くなったかもです。 なんだか、もやもやする映画
戦争残酷物語かと思ってチョイスしたのですが、これがミステリ?でした。
ある不思議な男の日記をめぐって話が進むのですが、不可解なことばかりで終始もやもやしっぱなしでした。
結局のところ、ラストのカットで「そうだったんだろうなぁ…」と心の中で補完しないと完結しない映画でした。
全編を通して、おどろおどろしい不気味さのベールをまとった、そういう感じの作風でした。それが大変よかったです。
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