嵐を呼ぶ男(1966)のレビュー・感想・評価
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カッコいいドラマー渡哲也とその父親で自由人の宇野重吉
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舛田利雄 監督による1966年製作(95分)日本映画。
原題:The Stormy Man、配給:日活。
石原裕次郎主演映画のリメイク。渡哲也が主演で、裕次郎以上に渡カッコイイじゃないかと思った。ただ,凄くサマにはなっているが、タバコあまりに吸いすぎとは思った。
最初の方は前作通りの物語だが、途中からかなり大きく変わっていた。特に死んだと聞いていた主人公の父親が生きていて、渡が会いに行く展開は興味深かった。家族を捨てて好きなことを色々やったが、どれでも食えて無く結局ストリップ屋おやじというしょうもない中年男だが、宇野重吉が演ずることで、深い思索の末の憧れの自由人みたいに見えてくるところが、何とも不思議。渡哲也(渡辺プロ社長となる渡辺晋がモデルらしい)の将来の暗示(芸人を束ねる)でもある?
前作で、裕次郎が好きな乙女役だった芦川いづみが、芸能プロダクションのやり手女性マネジャー(渡辺プロ興した渡辺美佐がモデル)。芸名は違っていたが梶芽衣子が渡哲也に憧れる女子大生役(意外にも、あまり魅力的ではない)。渡の弟役がまだ渋く無い藤竜也で、彼の恋人役が少女っぽさもまだ残る由美かおる。
監督舛田利雄、脚色池上金男、原作井上梅次、企画児井英生、撮影萩原憲治、美術千葉和彦、音楽伊部晴美、録音橋本文雄、照明森年男、編集井上親弥、スチル斎藤耕一。
出演
渡哲也国分正一、藤竜也国分英次、山岡久乃国分貞子、宇野重吉国分健作、芦川いづみ福島美弥、杉江弘福島慎介、梶芽衣子寺本比佐子、殿岡ハツエメリー・丘、由美かおる牧村阿矢、橘和子立花公子。
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