「雰囲気がたまらなく素敵」avec mon mari　YasuGuitさんの映画レビュー（感想・評価）

2025ネトフリで見る。99年に劇場で観て以来ずっともう一度観たいと思っていた。人気がないのかTSUTAYAにもないし、サブスクにずっとなかった。やはり自分の記憶に間違いはなくめちゃくちゃ面白い。でも人に「面白いから見て！」と勧められる自信はない。あらすじはとりとめもなく、これと言って特別なことも起きないし、画質も良くないし、地味でなんだか大学生の映画研究会とかでももっと派手には撮れそう。ただこの雰囲気がたまらなく素敵。いつまでも何度でも観てられる。セリフの言い方とかちょっとした演技がすごく魅力的。インテリアや来てる服がthe平成！って感じでエモい。マユの甘えた仕草やタモツの遠慮がちなところ、美都子の気の強いキャラなど、どれも安っぽいテレビドラマのラブコメになりそうなのにギリギリでならない。大杉漣以外の役者さんは失礼ながら後に大ブレイクしたわけでもないがもっと売れるべき。美都子はどこかで観たことあると思ったらアウトレイジのタケシに「なにそれ、怖っ」って言ってる女だった。下着姿がめちゃくちゃ格好いい。