「都会派探偵・高倉金田一、颯爽と登場！」悪魔の手毬唄（1961）　しゅうへいさんの映画レビュー（感想・評価）

　金田一耕助シリーズ（片岡千恵蔵版）第７作。

　Amazon Prime Video（東映オンデマンド）で鑑賞。

　原作は既読。

　本作は片岡千恵蔵氏が主演ではないものの、片岡氏の金田一耕助シリーズの設定を一部受け継いでいることから、同シリーズの一作として数えられているそうだ（Wikipediaより）。

　ストーリーは原作からかなり改変されていて、原型を留めていないことに驚いた。８４分の尺に収めるために凝らされている換骨奪胎だが、上手い部分と微妙な部分が混在している。
　しかしながら全体的に見ると概ね面白いし、スポーツカーを乗り回すオシャレな都会派探偵・高倉金田一のカッコ良さが、多少の不備なんて帳消しにしてくれるのがさすがだ。