「中国と日本の関係を描き、さびない作品」愛について、東京 トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
中国と日本の関係を描き、さびない作品
柳町光男監督作品は、少ないけれど「火まつり」「十九歳の地図」など印象深い作品がある。
1990年代初頭…もう30年前の時代を描いているのだが、当時と日中関係はどれほど変わっただろうか。中国の経済的大躍進がここまで進むとは、公開当時作品を見た僕も想像できなかった。
しかし、その関係は大筋では良くも悪くも変わっていないだろう。
公開時に見た記憶では、他に唯一のレビューを書いた人も指摘したとおり、冒頭のシーンが強烈でその記憶だけあった。タイトルはひどくロマンチックで、使われる場面写真の与えるイメージもちょっと本作の芯の部分とはずれているような気がしないでもない。
しかし、今見ても古びず、さびない…良作だ。
僕は日芸生がやった映画イベントで見たけれど、DVDで見てもいいと思うね。
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