「「瞼の母」は何歳でも泣ける!」この道は母へとつづく 佐藤睦雄さんの映画レビュー(感想・評価)
「瞼の母」は何歳でも泣ける!
裕福なイタリア人夫婦の養子になることになった孤児院育ちの6歳の少年ワーニャは、「本物のママに逢いたい」という一心で、独学で文字を学び、孤児院を脱走し、列車に乗り込む。
ロシアだけでなく世界的に深刻になった“孤児”問題にメスを入れた、新鋭アンドレイ・クラフチューク監督の感動作。『大人は判ってくれない』のドワネル少年のような、少年の健気な姿に涙腺がゆるむ。ロシアの自然を静謐で光彩豊かにとらえた映像美は美しいの一語だ
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