劇場公開日 2006年9月9日

「【”Uncontrollable horrorシリーズ第三弾。”基本構成は頑ななまでに一切変えずに、設定を少し変えただけで魅せようと頑張る第一作のジェームズ・ウォン監督の根性が伺える作品。】」ファイナル・デッドコースター NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”Uncontrollable horrorシリーズ第三弾。”基本構成は頑ななまでに一切変えずに、設定を少し変えただけで魅せようと頑張る第一作のジェームズ・ウォン監督の根性が伺える作品。】

2025年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

ー ご存じの通り、ヒット作のシリーズモノの”運命”は、観ている側が徐々に飽きて来て、徐々に人気が低下して、それでもそこそこ客が集まるので、製作陣は”柳の下の泥鰌は何匹いるかな?”と何度も似たような設定で作り続け、最後は飽きられるというモノである。
  この、”Uncontrollable horrorシリーズ”もその流れであるが、個人的にはこの第三弾までは良く出来ていると思うし、基本構成は頑ななまでに一切変えないという姿勢も好感が持てるし、監督が第一作のジェームズ・ウォンが再登板した事で、パワーが戻っていると思った作品である。ー

■遊園地のジェットコースターに乗り込んだウェンディは、その瞬間、油漏れによりレールが壊れ大惨事が起こった事故の予知夢を見る。
 友人たち10名と速攻で降りたものの、その直後にその10名にキッチリと仕事をする”死神”が、次々に“運命=死”を遂行していくのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・ハッキリ言って、今作と初作の「ファイナル・ディスティネーション」との違いは、乗り物が、飛行機か、ジェットコースターかの違いだけである。
 だが、それでも、今作は面白怖い。それは、生き残った10人の”運命≒死”が”ジェットコースターでは禁止されていたのに、撮った写真の順に行われて行くところである。初作と同じように、時折順番が意図的に狂う所も良い。

・一番怖いのは、ヤッパリ、最初の犠牲者、日焼けサロンの日焼け機械の中で焼死する二人の女の子のシーンかなあ。
 あの死に方は、嫌だなあ。絶対に嫌。狭い所で徐々に熱くなっていくのは、ホント嫌である。

<相変わらず、テンポが良いし、面白いんだよねえ。チョビッと残念だったのは写真に写っていた赤いアレカナ。
 ホントに怖いのは、”見えないのが一番”だと思うからね。じゃーね!>

NOBU
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