劇場公開日 2021年11月12日

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「これも映画史におけるひとつの宝」やさしい女 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これも映画史におけるひとつの宝

2021年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画史上のベストディレクターの一人、ロベール・ブレッソン‼︎

これは当時17歳のドミニク・サンダのデビュー作となったブレッソンの長編第9作。何故かこれまで機会がなく今回が初見。

しかし何という孤独な少女。愛を知らぬまま結婚し何も得ることなく自ら命を絶った。

クソのような夫が妻の死体を前に夫婦生活を語るスタイル。クソが看板の自分と同じクソ。妻が死を選んだ理由などわかるはずもなかった。

う〜ん、これもまた何の救いもない悲劇。
紛れもないブレッソンだった。

それにしてもドミニク・サンダ💙

ベルトルッチの『暗殺の森』『1900年』、そして今作で、映画史に、そして自分の脳裏にしっかりとその姿を刻んだ。

エロくそチキン