続・赤毛のアン アンの青春のレビュー・感想・評価
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夢みる少女じゃいられない
少女から娘へと成長したアン。小学校の教師をしながらマリラと暮らし、小説をコツコツ書いている。ちょっと大人になっても、とんでもない失敗をやらかしている。いやはや、自らが小説のネタの宝庫(笑)。でも、ロマンチックを求めるあまり、彼女が書くものは、どうも古めかしいらしい。ギルバートにダメ出しされてキレる。こらこら、批評は冷静に受け入れないとね。
ダイアナが結婚し、寂しく感じていると、ギルバートから求婚されたが、「わたしたちお友達よね」と言って断ってしまう。ちょっと悪女の匂いがするわよ〜。
ステイシー先生から、都会の私立女学校の教員に推薦される。グリーン・ゲイブルズから離れ、寄宿舎に入るが、先生も生徒もクセ強し。トラブルの匂いがプンプンするわよ〜。
前作よりも関係する人が増え、出来事を追うだけになっているが、後編は盛り上がると期待しておこう。
NHK BS で前後編に分けて放送、前編を視聴。
成長したアンを前作同様楽しめる
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 75
大きくなっても空想好きで文学好きで言う言葉がいちいち詩的で、明るく優しく前向きな娘だがちょっと強情なのは相変わらず。そんなアンに共感するならば前作同様に充分楽しめる。
しかし大人として自分で職を得てより大きな世界で大きな挑戦をしなければならない。恋も知る。ブリンス・エドワード島の小さな世界を出て、自分探しに出かけて少しずつひとり立ちする彼女の成長を、昔のままのカナダの綺麗な風景の中で見てみよう。彼女は自分の人生の方向性を見つけつつある。
ただし物語は原作を元にしながらもそこからやや離れている部分もあり、原作のままを望む人には受け入れがたいかもしれない。「アンの青春」という題であるが、原作と異なり学校生活がかなり省力されていきなり卒業して中学の学校の先生になっている。
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