「カラテ・キッド」ベスト・キッド(1984) 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
カラテ・キッド
「ベスト・キッド・レジェンズ」を配信で見ることにした。
しかしジャッキー・チェンと対談している年配の相手役(?)のラルフ・マッチオさんに
全く心当たりがない。
なのでシリーズの一番最初でラルフ・マッチオさん出演の1984年作「ベスト・キッド」を
とりあえずU-NEXTで見ることにした。
驚いたことに本作は、ロサンゼルスを舞台にした列記とした
ハリウッド映画なのだ。
40年前のラルフ・マッチオさんは22~23歳なのに、まるで子供(15歳位)にしか
見えない。
あまりに童顔なので、恋敵のジョニーとは大人vs子供。
(現在は64歳である)
そして私は当然若き日のジャッキー・チェンさんが出演してると
勝手に思っていた。
しかし、これも違った。
(そのことは後期します)
ハイスクールのアイドル的な“可愛い子ちゃん“アリを演じているのが、
エリザベス・シュー(当時20歳)
とてもキラキラして可愛い。
トム・クルーズとの「カクテル」
そして何より、「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」だよね。
そんなことより、何よりの勘違いは、
ハリウッド制作の「ベスト・キッド」はシリーズ化されて4作品で、
2010年からは中国作品としてリメイクされたのだとか。
ここから【空手】はなんと、【カンフー】に変わり、師匠はミヤギから、
ジャッキー・チェンになり
舞台はデトロイトから北京に様変わりしたのだとか‼️
びっくりして、たまげた‼️
1984年作のこの映画は学園ものでした。
そこにひ弱でいじめられっ子のダニエル(ラルフ・マッチオ)が
日系二世のミヤギに空手を教わってメキメキ上達・・・と思うでしょ!!
ところがテクニックは全く習わずに、
◆クルマ磨き、
◆塀のペンキ塗り、
◆海辺での波かぶり(これは謎⁉️)
◆小舟の舳先に立ち、バランスとり、
この4つの修行を積む••…
・・・これだけだよ。
(たったの2週間限定です→空手の大会まで2週間しかなかったから、)
これだけを習得して、いざ「少年空手世界選手権」に出場だ。
(いやはや即席ラーメンな展開)
マッチョで金髪の顔だけはナイスガイのジョニー(アリの元カレ)と
予選を勝ち上がったダニエルは、遂にご都合主義的に決勝戦に進出。
チャンピオンのジョニーと戦う所まで成長するのだった。
と言うような内容でした。
この40年前のハリウッド映画にはヒスパニック系も肌の黒い人も
一人として出て来ませんでした。
しかし日系二世のミヤギ役のノリユキ・パッド・モリタが、
実に和やかで良い雰囲気を漂わせている。
良い人だけど、空手の師範としてはイカサマくさいミヤギを
誠実に演じていて好感が持てました。
(2010年の中国版リメイクを見ようと思いましたが、私の配信には、
見当たりませんでした)
なんか懐かしい映画でした。
共感ありがとうございました。
今のCGでなんでもありな作品に慣れると、単純さで笑えますよね。w
ただ最近海外で集団万引きした日本人高校生を思うと、昔の単純な時代が懐かしくなります

