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オルガン弾きのスーザン・サランドン
裁判もかなりいい加減だった時代のシカゴ。死刑囚ウィリアムズの処刑が間近に迫っていた中で、1人の娼婦が彼をかばう姿がよかった。コメディとは思えないほどだった。
子飼いの新聞記者を辞めさせたくないために、婚約者ペギーに嘘をつくシーンは笑えた。その婚約者ペギー(サランドン)は劇場でのオルガン弾き。『オペラ座の怪人』が上演されているところだ。
最後の現場検証をするためにウィリアムズは精神科医を撃ってしまい、そこから逃亡劇と、記者室の中での急展開がはじまる。台詞ひとつひとつが、新聞記者による捏造やら、市長や保安官への風刺がたっぷりとこめられていて気持ちがよい。
元々は舞台劇らしく、誤った情報により関係のない市民を巻き添えにするところを描写すれば、最高の映画になったのかもしれない。脚本は最高。どうしても記者魂が出てしまうジャック・レモンとどうしても新聞社に残ってもらいたいと願うウォルター・マッソーの掛け合いが絶妙だ。
それほどたいしたものでもない
総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 65
新聞社の取材の裏側を皮肉的にそして喜劇調に描いた作品。だがところどころで挿入されている笑いをとろうとしている部分があまり笑えない。この時代では面白かったのかもしれないが、今となっては古いだけだった。ただし編集長のウォルター・バーンズの、あの手この手で辞職しようとする敏腕記者ヒルディを引き留めようとする部分は楽しかった。だが物語も全体的にきれが今一つ。
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