劇場公開日 2001年11月3日

フェリックスとローラのレビュー・感想・評価

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3.0【”君を信じているローラ。”ミステリアスな美しきローラを演じたシャルロット・ゲンズブールが魅力的な作品。】

2025年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

■移動遊園地を経営する孤独な男・フェリックス(フィリップ・トレトン)は、過去を隠す謎めいた女性・ローラ(シャルロット・ゲンズブール)に請われ、通園地に雇い徐々に惹かれていく。
 2人はフェリックスが一人住むトレーラーで愛を育むが、ある日ローラが突然失踪する。
 彼女を見つけ出したフェリックスに、ローラは自分を追っている男を殺してほしいと頼む。

◆感想

・冒頭、フェリックスが、バーで歌う歌手(アラン・バシュング)を銃で撃つシーンから始まり、それが虚構である事が分かって行く。

・ローラは過去を語らず、ローラという名も本当の名ではないと告げる。アイシャドウが印象的な謎めいた女性をシャルロット・ゲンズブールが魅力的に演じている。

■彼女がCD「魅少女シャルトッロ」をリリースした頃からのファンとしては、この人は最初は母親のジェーン・バーキンに似ていたが、年を重ねるうちに徐々に、セルジュ・ゲンズブールに似て来たと思う。
 本人は、どう思っているのかなあ。

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NOBU

3.0初ルコント体験

2018年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 名前も聞かずに即決採用。唐突な展開ではあるが、短い会話の中で心理描写が見事になされている。ゲンズブールもミステリアスな雰囲気を上手く演じていると思うけど、もう若くないんだなとぁと感じてしまい、そろそろこういう役は似合わなくなってるのでは?と感ずる。

 冒頭でいきなり歌手が撃たれてしまったシーンがずっと気になってしまうのですが、それほど上手い歌だとは思われないので、何度も出てくる歌にはうんざりするかもしれない。結局は愛を確かめたかったのか、単なるわがままだったのか・・・

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kossy

3.5素敵な映画です

2008年10月17日

泣ける

幸せ

フランスの小作名人にして巨匠のパトリス・ルコントの作品。主演にはかつてのフランス国民的アイドルで、ジェーン・バーキンの娘、シャルロット・ゲンズブール。

内容は、移動遊園地を営む男と、そこで出会った女とのラブ・ストーリー。女には秘密があり、でもそれを明かそうとしない。内容はこれだけ。あとはフランス映画ならではの凡庸なストーリーをそれでも凡庸にさせない展開とかけひきのうまさ。そして、ルコントの深い人間観が観るものをひきつける。

最後の会話で終わるシーンが素晴らしく、そこで見せるシャルロットの笑顔はほんと素敵です。この時期からルコントの作風は陽性になり、見てて心の栄養になる作品が多くなった。いつかDVDを買いたい。

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あんゆ~る
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