「夢見る若者の青春群像劇!」フェーム ノブさんの映画レビュー(感想・評価)
夢見る若者の青春群像劇!
名匠アラン・パーカー監督の音楽学校を舞台にした青春群像劇。
今まで一度も見たことがありませんでしたが、音楽は知っていましたし、午前10時の映画祭に選定された作品なので初鑑賞してきました。
基本的に私はミュージカルは苦手なので心配しましたが夢に向かってエネルギッシュに歌い踊り演奏する若者のパワーが画面から伝わってくる素晴らしい映画でした。
音楽が始まるとバラバラに見えていた若者がひとつになって歌い踊る様は素晴らしく感動的でした。
皆それぞれ様々な悩みを抱えながらも、音楽でひとつになれる素晴らしさ。
ダンスミュージックだけではなくクラシックもあるのがいいですね。
ココ演じるアイリーン・キャラも綺麗でした。
そしてなんと言ってもフェームの音楽に乗って交通渋滞など省みず車のボンネットで踊り狂う姿が圧倒的でした。
みなぎる若者の躍動感!
これぞ青春です!人生はあっという間に過ぎていきますが、若いときにしかできないことも多々あります。
劇中の若者は皆、輝いて眩しかったです。
ドキュメンタリータッチでまとまりがないようでいながら、その実等身大の生徒たちの個々の悩み、そして成長をしっかりと描き、まとめあげたアラン・パーカー監督の手腕に拍手を送りたいです。
この時代の映画が妙に心地よく感じられるのは私が歳をとったせいなのだろうか?
映画館で見れて本当に良かったと思いました。
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