劇場公開日 1980年12月

「迸る若い情熱と表現」フェーム Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0迸る若い情熱と表現

2016年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合80点 ( ストーリー:75点|キャスト:80点|演出:85点|ビジュアル:75点|音楽:80点 )

 芸術の表現と、それに携わる若者の生き様という2つの面で楽しめた。

 迸る若さと情熱が、彼らの体を動かし踊り歌い演奏し演技し表現する。短く場面を区切り次々に彼らの動きを素早く切り替えていく演出が躍動感を出し、途切れることなくそれが続いていく。
 そして徐々に登場人物の背景や性格について迫る。彼らの夢や挫折や障害や傷や抱える問題が、芸術家の卵としての彼らの一人一人の人生の道程を描いていく。
 まだまだ彼らの芸術家としての人生は始まったばかりで、色々あっても若い彼らには未来がある。これからは厳しい試練の道を歩むことになるであろうし、多くは夢を叶えることなく別の道を行くことになるであろうが、それを恐れず若さで突っ走っていって欲しいと思った。

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Cape God