「突き上げるユーゴ」パパは、出張中! チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
突き上げるユーゴ
ユーゴスラヴィアの歴史がそれぞれの人々の上にどれほど重く圧し掛かっていたかが畳みかけて迫ってきます。終始暗めの画面によって、その下でジリジリと心を軋ませている様がよく伝わってきます。
『アンダーグラウンド』で打ちのめされたエミール・クストリッツァ監督でしたので、もう1本、観てみました。こうやって見てみると、『アンダーグラウンド』につながるものが、すでにこの作品に見て取れます。『アンダーグラウンド』はより狂騒めいた凄みがありましたが、こちらは同じテーマでもより現実的な重みがあります。
でも、これが現実って、ユーゴ・・・ひたすら重すぎるよ・・・ この重みの中で生きることがバルカンってことなのかな・・・
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