「そりゃないぜ、マリーちゃん!」ハイテンション ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
そりゃないぜ、マリーちゃん!
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どこかしら違和感はあった。
確かに。冒頭から。
マリーによるアレックスの家での視点なんかもヒントが出てた。
お母さんのセリフとかね。まさに核心を築いているんだよね。
マリーによる殺戮劇だったとはつゆとも思わず、まんまと製作者の意図通りな観客の私。
この手の映画のこの手のオチに気づいたことがないんじゃないかというくらい
まんまとひっかかる私。
我ながら何作観ても気づかない自分にイヤになることもあるけど、
映画を楽しめる天性の能力だと思って前むきにとらえることにした(笑)
というわけで、
あの殺人鬼おっさんは何だったんだよ!マリーによる妄想というか自分を殺人鬼でないと思わせるため?
自分を精神的に守りたかったのかな。
わかるけどさ、あの汚っちゃないトラックとか臭そうな服とか身なりとかね、すごい想像力だよ、マリー。
車による追走劇もどういうことよ!?辻褄あわなくない?これも妄想なんだよね、きっと。
まあ、秀逸なバレ方だったのは、GSのお店にうつる、店員を殺すマリーの姿が
防犯カメラにうつっていたシーンなんだけど、そういうことだったかぁぁぁ!!と感じられて、
本作を観たかいがあったと思った瞬間だったと同時に、
どういうオチ!?と、そこから想像しながら鑑賞できたので、2度美味しかったかなと思う。
ラストショットはどうなの!?
マリーが生きているとは思わなかった。さすがに。確かに微妙に急所は外していたと思うけど、生き残れるんだ。
あれで。だから、アレックスのおかげで生き残れたんだよね、きっと。
というわけで、2003年製作でこのクオリティはすごい。
主演のセシル・ドゥ・フランスの狂気に満ちた演技も白眉であった。
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