「フランス初のスプラッター?」ハイテンション kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス初のスプラッター?
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女子大生のマリーが試験勉強のため親友アレックスの実家へ向かう。到着して眠りについた直後、謎の中年男が現れてアレックスの両親を惨殺、彼女の幼い弟も殺されてしまう。といったホラー。この後は何を書こうとしてもネタバレに繋がります。
リュック・ベッソンもびっくりしたという映画らしいのですが、ホラーというよりもサイコ・サスペンスといった雰囲気。たしかに血飛沫、血ノリ、剃刀、電ノコといったホラー要素満載なのですが、結末がアレですから・・・『サイコ』から始まって最近では『シークレット・ウィンドウ』の類の展開ですが、観客にバレないようにとかなり反則技を使っているような気がしました。ちょっとは推測できるようにしないと、後から考えても腹立たしくなってきます。強いて挙げれば、猿轡されていたアレックスがマリーを異様に怯えていたことくらいでしょうけど、とても二役なんてできるはずがありません。それでも途中まではハラハラドキドキ。ガソリンスタンドのシーンは特に緊張感あふれてました。
マリーがアレックス宅のベッドで寝てすぐに自慰行為に耽るのですが、その妄想癖が全ての残虐行為の原因となったのでしょう。と考えると、そこからの映像は全て妄想。よっぽど試験勉強が大変で疲れていたのかもしれません。
なんだか騙された感いっぱいになって、悔しくもなるのですが、CGもあまりなかったようですし、正統派ホラーの映像テクニックだけは評価できるのかもしれません。
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