「こんな結婚式は嫌だw」日本の夜と霧 抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
こんな結婚式は嫌だw
序盤までは画的にも楽しめたけど、中盤以降は党内部のドロドロした暴露大会が中心だった。けど、それはそれで楽しめた。リーダーである中山が、数々の告発に遭い袋叩きにされながらも、自分に向けられる批難=党への否定という、お馴染みの論理で弁舌巧みに場の流れを誘導していくサマはとても良かった。
ラスト、滔々と語る彼の長台詞を聞かされながら、誰かゲバ棒で頭ぶん殴ってやればいいのにと思っていたけど、実行する者はおらず、皆がなんとも言えない雰囲気で立ち竦んでいるのがとても良かった。
棒読みや言い間違い、言い淀みは制作の裏事情に目をつむって、「緊張」や「緊迫感」の演出と脳内変換してやれない事もなかった。
役者がセリフを喋らされているということの暴露は、学生が所詮、政治的言説を喋らされているに過ぎないという意味も含んでいるのかしら(多分違う笑)などと思った。
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