キサラギのレビュー・感想・評価
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おもしろい!
おもしろい! ワンシチュエーションで、出演者は男ばっかりだけど、どんどん状況が変わって飽きさせないし、最後にはピッタリとつじつまが合って心地いいです。 でも、最後に如月ミキは登場しなくていいと思いました。 この手の作品は、映画館の大きなスクリーンで見る必然性があるのかというと…、ちょっと微妙。
愛すべき、“超バカ映画”!
吾輩が、今年の上半期に出会った、もっともシンプルで面白い“超おバカ映画”でございました最初、チラシを見たときは『ホストの映画か?』と思っちゃったんですが、なるほどこういう映画だったんですね。もう上映時間1時間48分の間、殆んど笑いっぱなし…(^^;。 冒頭で“おバカ映画”と書いておりますが、俳優陣はみんな大真面目に“バカ”を熱演しております!映画の形式としては、最初から最後までずっと1つの部屋を舞台に展開する“ワンシチュエーション・ムービー”なので、ともすれば退屈な展開に陥りそうですが、この映画の場合、次から次へと話が展開していき、そしてそれがとてもテンポ良く、また笑える(たとえ次の展開が先に読めたとしても、それを見越してまた笑えてしまう…)ストーリーになっていますので、まったく“飽き”は感じられませんでした。事実試写室の中では、常にあちこちから“爆笑”が聞こえてまいりましたから。 『大真面目に演じている』と書きましたが、ここで描かれているキャラクターは、全員が間違いなく“バカ”です。世間的に言えば“アイドルオタク”の類いです。でもこの映画では彼等を“愛すべき大バカ”として描いています。そしてそれは、緻密に練り上げられ書き込まれた古沢良太 氏による脚本と、吾輩が大好きな「シムソンズ」を撮った佐藤祐市 監督による演出、そして“濃厚すぎる”とも言えるキャスティングの俳優達の演技とのアンサンブルによって、初めて成立したモノだと思います(香川照之が、頭に“イチゴのカチューシャ”のせてるところを、想像してみて下さい。この映画、そんなシーンがいっぱい出てきます。しかも役者は“大真面目”…(^^;)。 制作費が山ほど掛かったってことはないでしょうが、極上のエンターテインメントに仕上がっています。この時期最高に楽しめる1本だと、吾輩自信を持っておすすめいたしますよ!
惜しい
個性的な5人を演じた俳優の演技と, クスッと笑える台詞の数々が, テンポの早い展開と融合。 二転三転するドラマの推移が, 飽きることなく画面に見入らせ楽しい。 ただ,登場人物が少ないせいか, 展開が進むたびに,「あっ,この人やな」と当てはめて, 先読みできてしまえる所がもったいないし, サスペンス要素があるわりには, 緊張感が欠片も無くて残念。 あと,終わり方がクドい。 サクッと潔く終わらせた方が, ファンと芸能人の関係性に愛が見えて, 素晴らしい余韻になったと思う・・・。
絶対に観て下さい、損しませんから
小栗旬、ユースケサンタマリア、ドランクドラゴンの塚地、香川照之、小出恵介というユニークなキャスティングに、ちょっと期待していたのですが、期待通りの面白さでした。 基本的にこの5人によるワンシチュエーションドラマです。 C級アイドルの一周忌にネットのファンサイトで知り合った5人が集まり、自殺だと思われていた事件が、彼らの素性が明らかになるにつれて、二転三転、いや四転五転していくというお話です。 コメディでありながらミステリーでもあり、驚きのトリックによる結末もあり、しっかり感動もさせてくれる贅沢な映画です。 5人の役者さんが皆さんとても良い味を出しています。 特に驚いたのが、小栗旬ってこんな演技が出来たんだという感じです。 ちょっと彼に対する見方が変わりました。 ひとつだけ残念なのは、最後にアイドル自身が出て来てしまった事です。 映画を見て行く中で観客それぞれがこのアイドルに対する自分なりのイメージを作り上げていた筈なので、実際に見せて欲しくなかった人が多いのではないでしょうか。 彼女の歌と一緒に踊る5人のシーンは楽しかったのですが、それでも本人は見せないで欲しかったです。 この点は、スタッフの間でも揉めたと監督さんが話していました。 ちなみにラストに出て来る宍戸錠さんのシーンが謎の終わり方なのですが、 これは、錠、、、、針金、、、ピッキング、、、鍵、、、という意味で、けして続編を意識している訳ではないそうです。
幸せになれる
笑った、笑った。そしてちょっと泣けちゃった。 まずはこの作品を地方で劇場公開してくれたことに感謝を。 賛否のあるラストですが、それを含めても見終わった後、幸せな気分になれるでしょう。 失礼ながら、個人的には今年一番の拾いもの(いい意味で)!
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