「音声で楽しめる映画」キサラギ じぶさんの映画レビュー(感想・評価)
音声で楽しめる映画
私が好きな、脚本がうまいと思う作品はゴールまでの納得できるロジックの積み上げがあり、その過程を隠したりミスリードすることで謎解き時に、また見返した時に「あれはこのことか」!とか「確かにそうだった」と感心するもの。
伏線回収にしてもメインのストーリーに必要な形で溶け込んでいる要素が、後に違う意味を持って浮かび上がることでおおっとなるようなものが好みです。
本作は見返すと不自然さが目立ってしまい(例えば父親とはとても見えない、ゴキブリ追いかけて油まいて手紙を守って死ぬ等のイメージがわかないなど)
伏線も謎解きパートに必要となる要素を伏線として無理やりエピソードとして追加したように感じてしまいました。
また映画ならではのという演出もあまりないので舞台で十分のように思います。
映像にすると不自然さが際立つと思うので、
そういう意味では上手いのかも。
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