「勢いが凄い」キサラギ ダビさんの映画レビュー(感想・評価)
勢いが凄い
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 シナリオ(というか伏線回収パズルといった趣き)と演技力の勢いで突っ走る作品。個人的にはキライじゃない。いや本作はむしろ好き。
細かに伏線を散りばめつつ回収していく。塚地がお腹いたなど頻繁に抜けるのは話についていけないというギャグと状況整理を挟む意図かと思ったら、幼馴染で情報が深いので後から登場させる技だったとか、色々と小賢しく突き進んでいく。終盤どうやら真相が見えたと見せかけて、もう1トリックを挟み込む。その最後のピースが只のファンである小栗旬のファンレターで、彼に救いを与えつつ彼女はアイドルだったんだねなどなかなか秀逸に落としてくる。
ただ、最後の顔出しコンサート映像の狙いがよく分からない。あまり可愛くない(というか年を取りすぎている)という自虐ネタ?それとも深い意味はなく可愛いアイドルが歌ってるというだけ?もうちょっと可愛いか可愛くないかどちらかに振り切ったルックスでお願いしたかった。
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