キサラギのレビュー・感想・評価
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大磯ロングビーチ懐かしい
またみたい!
アイドルの1回忌に集まった5人の男が死の真相を語る話。
見たの2度目ほどですが、内容忘れたころに見るのがオススメ。
ここからネタバレ
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アイドルのいちファン、マネージャー、幼なじみ、友人、父が集まり、全員が如月ミキに関係している。
流れていくように解けていく展開が見ていて気持ち良いです。
音響効果で不気味さがありました。ひやっとしたわ。
最後に謎も残り、最後の最後まで見入る映画でした。
大磯ロングビーチこの時には知ってたはずなのか自分…。
また5年後くらいに見たいです。
13.10.4
痛快で不思議な会話劇とミステリー
古沢マジック
劇場公開の2007年当時は、古沢良太さんのことも全然知らなかったので、今作を観たときの衝撃は途轍もなく大きなものでした。なんとなく観たのもよかったのですが、ビルの屋上階で「一癖ある人たち」が集まってB級アイドルの一周忌をやるという「こんな話で映画になるの?」というような話ですが、全く予想してなかった展開に驚きの連続でした。それは登場人物たちも同じで、みなさんそれぞれが集まってきた人達のエピソードに驚愕し、動揺し、一転二転…しつづけるドラマにぐいぐいのめり込んでいく感じがまさにマジックでした。俳優陣がみなさん、とても名演技ですばらしかったです!笑わせておいて泣かせるところや終わるかと思わせてなかなか終わらないところは「コンフィデンスマンJP」シリーズでもお馴染みですが、でも、やはり今作こそが最高傑作だと、16年ぶりに見直して確信しました。
期待外れ
だいぶ前に観たので記憶違いがあったらすいません。
評価がすごく高かったので期待して観たら、イマイチでした。
理由①
伏線回収のほとんどが後出しジャンケンだったから。
登場人物たちの『そういえば○○は××だったんだ』といった言葉だけでの伏線回収って、なんとでもできてしまうから、あとになって『あーあの時のあれはこういうことだったのかぁ』といった本来伏線回収が持つ爽快感を全く得ることが出来ませんでした。
理由②
何で大団円?
最後アイドルの死の真相が明らかになるのですが、結構悲惨な事実であるにもかかわらずみんなで『よかった、よかった』って。何がよかったんでしょうか?私にはさっぱり理解できませんでした。
理由③
出演者たちの演技が大袈裟でわざとらしく、説明多すぎが気になりました。
5人の中途半端なオタ芸もなんだかなぁ・・・。オタ芸の時にアイドルの顔が映るんですが、今まであえて顔を映さなかったのに何でラストで顔をさらす?しかも全然知らない女優(?)さん。
密室劇映画を観るんだったら、『12人の怒れる男』と『12人の優しい日本人』をお勧めします。
色々書きましたが、私のような批判的な意見は少数派だと思いますので、興味がある方は是非『キサラギ』観てください。
何度観ても名作。 非の打ち所がない作品。 ハリウッドのように壮大な...
良くできてる!
ネットのファンサイトで出会ったアイドルファンたちが一周忌追悼の会で...
コンフィデンスマンJPを凌ぐ古沢良太最高傑作
3度目の鑑賞
いずれもDVD
小栗旬の代表作の一つ
監督は『シムソンズ』『守護天使』『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』『累』『名も無き世界のエンドロール』の佐藤祐市
脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』『釣りキチ三平』『探偵はBARにいる』『鈴木先生』『少年H』『寄生獣』『コンフィデンスマンJP』の古沢良太
焼身自殺?したD級女性アイドル如月ミキの一周忌ということでファンサイトを介してアイドルオタクの男5人がペントハウスという密室に集まり追悼会を開催する話
如月の思い出話で盛り上がる趣旨だったはずがやりとりはやがて自殺じゃなくて殺されたんだというネットでありがちな展開に
5人の推理が始まる
議論していく中でどんどん5人の正体が明らかになっていく
如月がおっちょこちょいだったばっかりに思わぬ展開に
なんやかんやでまるくおさまる
登場順は
家元(小栗旬)
安男(塚地武雅)
スネーク(小出恵介)
オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)
いちご娘(香川照之)
あの有名ドラマを知っているとユースケの役名だけでも笑ってしまう
三谷幸喜の代表作にして名作の『12人の優しい日本人』的なノリ
舞台向きの作品をあえて映画でやっちゃうのが良い
脚本さえ良ければ場所は殆ど同じで良いを体現しているジャンル
但し野郎だけ
『12人の優しい日本人』には山下容莉枝など女性3人登場
『12人の死にたい子どもたち』は杉咲花橋本環奈黒島結菜など6人も女の子がいる
映画どころか芝居じゃないけど朝生だって昔は黒木香とかいたし今では三浦瑠麗がいる
アベプラだって毎回毎回得体の知れない女が出るしまれに紗倉まなに遭遇することがある
でも本家本元『十二人の怒れる男』は野郎ばっかりだからまっいっか
なぜか映画comのキャスト紹介には無いが大磯のアイドルイベントの司会者役として宍戸錠が出演している
エンドロールで如月ミキが歌を披露する
アイドルだけに歌唱力はないが決して音痴というレベルではない
如月ミキ役の人も実際に超マイナーなアイドルで全くブレイクすることもなく尾木をクビになり今は35歳になってフリーで細々と芸能活動してるってのが良い
この映画をきっかけにメジャーになっても良かったんだけどな
可哀想だから坂道系アイドルグループのどこかに混ぜてあげればいいのに
あと小出恵介の罰は重すぎた
濡れ衣だし長くても一年だろと
73点
ハッピーエンド
古沢良太が手がけたどんでん返し?の映画ということでかなり気になっていたが、ようやく鑑賞。昨日に引き続き古沢デーです。今回三本レンタルしたんですけど、
「Always 続・三丁目の夕日」「キサラギ」「リーガルハイ1・2」と全て古沢良太脚本。尽くしです
まぁ、面白かった。
期待してたよりはって感じだったけど、低予算ながらにしてなかなか面白い会話劇でした。
突如若くして自殺してしまったアイドルの如月ミキの一周忌にファンサイトで知り合った5人の男たち。最初は皆で語り合うような楽しい会のはずが、その内の1人がミキは自殺ではないと話し始める...
5人の演技が素晴らしい。
個性的なキャラの濃ゆい人物を各々演じて、それだけでも見応えあって笑える。特に塚地武雅は芸人なだけあって本当に面白い笑 どんだけ気にするだ笑笑
100分越えなのにテンポが良くて、話が2転3転以上するので飽きる事は一切ない。ずっと同じ場所なのに、観客の目を1度も離させない脚本には脱帽です。色んな方言われてますが、舞台みたい。会話劇は楽しいねぇ
まぁ、どんでん返しまではいかないかなと。
常に転がっている感じなので、うわ!そうだったのか!という掃海艦は無い。コンフィデンスマンJPを期待していたら肩透かしを食らうかも。
ツッコミ所も多々。
葬式で知れなかったの?とかなぜその情報手に入れれなかった?とか無理があるだろ!と思わざる負えなかった。巧妙さが今ひとつって印象。
まぁ、良かったかな。
ってかさ、初めて見たんだけど「リーガルハイ」面白すぎない??最高じゃん笑笑
おもしろいですが
これを「見事な伏線回収」とは呼びたくない
この映画実際見たのは2年ほど前なので、レビュー内容に記憶違いや勘違いがあったらすみません。
「伏線回収が見事な映画」としてネットで紹介されていたのを見かけて、伏線回収モノが大好きな私は期待して鑑賞いたしました。
結論。これを「見事な伏線回収」とは呼びたくありません。「実はこうでした」「実はこうでした」が繰り返されるだけの単調なもので、期待していた伏線回収とは程遠かったです。これを「見事な伏線回収」と呼んでいる方は、今まで伏線回収というものを観た事がないんでしょうか。
「1つの部屋で物語が進行する斬新な映画」とレビューしている方もいらっしゃいますが、このようなワンシチュエーション会話劇は舞台演劇の戯曲を基にした映画ではよくあることなので、斬新でもなんでもありません。
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焼身自殺でこの世を去ったD級マイナーアイドルの如月ミキの一周忌を行なうために、ファンサイトを通じて集まった5人の男たち。もともとは主催の家元(小栗旬)が彼女の死を悼むことを目的としたオフ会だったが、メンバーの一人であるオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)が彼女の死を「自殺ではなく他殺」と言い出したことによって事態は一変。如月ミキの死の真相を巡り、それぞれが持つ情報を出し合いながら、議論が繰り広げられることになった。
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「地下アイドル」じゃなくて「D級マイナーアイドル」っていう呼び方をしているところに時代を感じます。当時は「地下アイドル」っていう呼び方は全然一般的じゃなかったんでしょうね。
前評判が高かったので期待しすぎてしまったというのもありますが、私にとっては期待はずれな作品でした。批判ポイントは大きく分けて3つあります。
1つ目はこの作品の売りでもある「伏線回収」について。
私個人の考えではありますが、伏線が出てきた時に「これが伏線ですよ」とパッと見では分からないようにすべきと考えています。見えている伏線は伏線とは呼べません、それはただのネタバレです。巧妙に隠された伏線が後から回収されることで「そうだったのか!」「なるほど!」という驚きと快感を得られるのです。
しかし、この作品は「分かりやすい伏線が登場する」→「実はこうでした」という展開が短いスパンで連続するので、伏線回収の驚きも快感も全くありません。繰り返される「実はこうでした」演出のせいで、途中から退屈でした。
2つ目は説明的な台詞が多いということ。
原作は舞台用に書かれた戯曲だということで、状況説明的な台詞が多いです。これは小道具をアップに映せない・細かな表情や動作を観客に見せるのが困難な舞台であれば問題はないのですが、映画ではキャラクターが説明的な台詞をベラベラ喋ると違和感を覚えます。他のレビュアーさんに「ラジオドラマ聴いてるみたいだ」とおっしゃっている方がいましたが、私も完全同意です。舞台を映画にするにあたっての脚本の改正をきちんと行なっていないのかな?と思ってしまいました。
最後に、ラストシーンについて。
映画のラストで如月ミキの死の真相が明らかになります。当初想像していた真相とは全く異なる展開で、先ほど伏線回収の杜撰さを指摘した手前で恥ずかしいですが、ラストの真相が明らかになるシーンは「なるほどな」と感心するくらい良かったと思います。
ただし、その真相を突き止めた後の展開が私に強烈な違和感を抱かせるものだったのです。何故か5人全員が「良かった良かった」と言わんばかりの表情を浮かべるのです。「人が死んでるってのに何だそのスッキリした表情は」って感じです。特に小栗旬演じる家元は如月ミキの死の原因を作り出した張本人です。普通は「自分のせいで如月ミキが死んでしまった」と罪悪感を抱く場面じゃないんでしょうか。それをいい話っぽく最後に締めているのが私には納得できないし、強烈な違和感があるし、意味の分からないオタ芸をするし、それまで頑なにモザイクかけてた如月ミキの顔が出るし。
正直、このラストの展開は最悪だったと言わざるを得ません。あれを観て「いい話だなー」と思ってしまった人は、よく考え直して欲しい。全然いい話じゃない。女の子が死んでんだぞ。
以上の理由から世間の評価とは異なり私は全く楽しむことができませんでした。
あと細かいところで言えば、ちょいちょい挟み込まれるギャグシーンもイマイチ笑えません。シリアスもダメだしギャグもダメでした。
ただ、世間的には評価されている作品ですし、所々面白いと思える場面もありましたので、試しに一回観てみることをオススメします。
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