ダイヤルMのレビュー・感想・評価
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ありきたりなサスペンスだった
DVDを日本語版で視聴。
原題の「Perfect Murder」って皮肉だったの?
妻の浮気相手に妻を殺させようなんて、うまくいくはずがない。一応愛し合ってるんだから、妻と愛人が組んで自分を告発する可能性の方がはるかに高い。愛人は犯罪歴があるといっても、ちゃんと服役しちゃってるんだから弱みにならない。
夫小細工しすぎ。鍵のトリックとか意味なかった。ピストルで撃たれて死んじゃうし。サスペンスなのかアクションなのか。
デヴィッド・スーシェを出したのはサスペンスファンへのプレゼントだったんでしょうけど、事件解決に何にも貢献しなくて、これも意味なかった。熊倉一雄さんじゃなくてよかった。
もっとスーシエがで張って良い
誤算
フレデリック・ノット脚本の有名なオリジナル版「 ダイヤルMを廻せ! 」のリメイク版。アガサ・クリスティ作品のような容赦ない怖さが。
マイケル・ダグラス演じる夫の非情さが怖い。まさにハマり役。
美しい若い妻を演じたグウィネス・パルトロウのスタイルの良さ、美しい身のこなしに目を奪われた。
ー婚姻前契約
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
ヒッチコックのリメイク
起承転までは面白い
起承転までは面白いのに、結がなぁ…
冒頭から
妻の浮気、
それを知ってる夫、
若い画家に妻の殺害を依頼する。
そして事件へ…
テンポも良くて、
それぞれの想いも絡み合ってドキドキする展開で、
事件が予想も付かない事態を迎えるところまでは
スゴく楽しかったのに、
警察はモブだし、
謎解きはなく、ラストは主人公の気の緩みなのか
大チョンボでバレてしまう。
と言うのがガッカリしてしまった。
後半は警察が主人公になったり、
今だったら顔の良い俳優なんかを配置するんじゃ
なかろうか?
始まりが良かっただけにラスト近辺が雑な印象を
受けました。
マイケルダグラスももう少し不気味だったら良かった
のだけど、なんとなく愛嬌があると言うか詰めが甘そうな人の良さが出ちゃってる感じがしました。
ヒッチコックの名作のリメイク
1998年(アメリカ)監督:アンドリュー・デイヴィス
1954年公開のヒッチコック作品「ダイヤルMを廻せ」のリメイク。
《一体、愛はどこに?》と、悲しくなる映画でした。
このリメイクはミステリーと言うより痴話喧嘩の類いですね。
謎解きの楽しさ、スリル、爽快感は皆無です。
改変、改悪の悪い例です。
金に困っている夫が、資産家の妻の遺産を目当てに「妻殺し」を依頼します。
オリジナルでは、
殺人依頼を、昔の知人=大学の同窓で顔見知り程度の素性の悪い男
リメイクでは、
殺人依頼=妻の浮気相手の画家
新進の画家である青年(ヴィゴ・モーテンセン)は、妻(グウィネス・パルトロー)と、
熱愛中で、2人は愛し合ってるように見えます。
洗練されて美しくお似合いの2人。
将来を約束された才能の持ち主のボーイフレンドと、
慈善活動に励む一方で、画家の良き理解者である妻。
毎日逢引きして毎日ランチを共にするほど、お互いを必要としている。
そんな妻の浮気相手に、よりによって「殺人依頼」をする?
(ありえません)
夫(マイケル・ダグラス)は、妻と愛人を一度に片付けたかったのだろうか?
私が画家の立場なら、邪魔なのは、夫・・・。
マイケル・ダグラスを完全犯罪で殺せば、愛するグウィネスとその資産が自分の物になるのですもの。
だから妻殺しを浮気相手に依頼する
この改変が改悪だと思います。
強盗が邸宅に侵入する「鍵」
この「鍵」のトリック。
リメイクでもここは踏襲してたのですが、
ヒッチコックは正当防衛ではなく、故意に殺した故殺を疑われ死刑を宣告される妻(グレース・ケリー)の、
無実の証明(同時に、夫の妻殺しの計画の証明)につかっていました。
そして、警部が探偵のように種明かし役でしたが、
リメイクではグウィネスが鍵のトリックを発見する探偵役です。
ラストはまったく驚きの展開。
このリメイクのキャッチ・コピーは、
「愛さえも殺しの道具」
そう来ましたか!!
しかしこの映画がそこそこ観れる映画なのです。
カメラワークの巧さ(俯瞰から写す映像の美しさ)、
出演者の魅力。
若くて洋服の着こなしが抜群でスタイルが良くでモジリアニのモデルのように
ミステリアスなグウィネス・パルトロー。
ボヘミアンと野卑を兼ね備えた魅力=ヴィゴ・モーテンセン。
嫌味な男なら専売特許のマイケル・ダグラス。
そして存在だけで嬉しい「名探偵ポアロ」のデヴィッド・スーシエ。
テンポも脚本も演出も悪いけれど出演者の魅力で、それなりでした。
完全犯罪のはずだった・・・
中学生くらいの時にテレビ放送で初めて観て、そこからマイケル・ダグラスとグウィネス・パルトロウにハマりました! マイケル・ダグラスは携帯電話が似合いますね~、変な感想かな(笑)? グウィネス・パルトロウの髪型素敵でした(^-^) 殺人計画は悪いことなのに「なるほどね~それなら上手くいきそうだね~」なんて感心してしまいました(笑)
安っぽくない?
何十年も前だから、ヒチコック版を忘れていたけど、こんなはずじゃなかったよね。
人物設定も単純で雑だし、緊迫感もドキドキもなく、ましてや最初から正当防衛で片付ける警察。それはないでしょ。
いろんな面で安っぽくなってしまった感じ。99年当時のスターが出ていただけかなあ。
勘違いかもしれないので、今度はヒチコック版を見直したい。
完全犯罪もサスペンスもセンスの違い
最後まで興奮しながら視聴できました
これはヒッチコックの名作 [ダイヤルMを廻せ!] をリメイクしたほうの作品です。 非常に面白かったです。 最後まで興奮しながら視聴できました。 このような名作には めったに出会えません。
ただし、 ヒッチコックの名作のほうが、 より面白かったです。 このリメイクばんは、 もとの作品より人間のキャラクターが悪く、感情移入しずらく、登場人物に親近感もわきませんでした。 奇抜さと複雑怪奇さだけを増した作り方では、誰も見たがらないでしょう。人間模様を描いたストーリーなのに、なぜ奇妙なキャラクターにしてしまったのでしょうか。 まるで漫画に出てくるキャラクターです。リメイクは、 なぜいつも前作より劣っているのでしょうか。 理解に苦しみます。
ちなみに、 タイトルの [ダイヤルM] は この作品とは無関係です。 ヒッチコックの方だけに出てくるエピソードです。
現代版の。。。
現代風にうまく洗練させた作品
総合:80点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 70
ヒッチコックの名作のリメイクである。ヒッチコック版は良く出来た作品であったが、こちらのリメイク版も流石に現代風に洗練されていてなかなか楽しめるものになっている。
まずマイケル・ダグラスの悪人ぶりがいい。事業で相場を読み違って投資判断を誤り、莫大な金を失い破綻寸前になって追い詰められている心理状況がよく描かれている。刻一刻と迫る破綻の時に苛立つ。また妻とのすれ違いと彼女の浮気の事実。妻への愛情はすでにない。だからこそ財産を持つ妻を殺さなければならないという動機がしっかりと描かれており、この点でヒッチコック版を上回る。そして妻殺しに失敗した後でも、善良な仮面をかぶり弱った妻に付けいり犯罪を隠そうと必死に模索する狂気を少し帯びた姿がまた迫力がある。
妻役のグウィネス・パルトロウは、グレース・ケリーのような上品で控えめな美しい理想的妻像とはちょっと違うが、それでも知的で美しくそして夫とのすれ違いと寂しさに悩む現代の一人の女をうまく演じた。それで浮気をしてしまうのがいかにも現代版の女性像であろう。妻の浮気相手が、弱みに付け込まれて大人しく言うことを聞くだけではない犯罪者というのも面白い。
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