HERO（2007）のレビュー・感想・評価

確かにドラマ「HERO」は一世を風靡しましたよね‼️キムタク扮する久利生公平の型破りな検事ぶり、愛用のダウンジャケット、久利生がハマッてる通販グッズ、同僚の検事や事務官に扮する超豪華キャスト、行きつけのバーのマスターの名セリフ「あるよ」、大ヒットした宇多田ヒカルの主題歌etc...‼️劇場版である今作はTVシリーズでも度々名前が登場していた大物代議士・花岡練三郎の贈収賄事件、そして花岡の弁護士を務める敏腕弁護士・蒲生との対決が描かれる‼️TVシリーズのファンの方は大満足でしょう‼️ツッコミどころ満載のストーリーや裁判シーン‼️久利生の法廷でのレザージャケットはあまりカッコ良くなかった‼️ラストの久利生と雨宮のキスシーンはファンの方は大喜びでしょうね‼️そして証拠品である車両が韓国に運ばれ、久利生と雨宮が来韓。韓国の検事に扮するイ・ビョンホンとキムタクの豪華共演‼️と言いたいところですが、ただこの二人を共演させたいためだけの無理矢理感が強く、私はこういう作劇は大キライですね‼️

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大物政治家に汚職の疑惑がかけられ、アリバイ工作をした。
ある大物御用達の歯科で歯の治療をしていたというもの。
その時間は夜のためビルの通用口から入らなければならない。
そのためその時間帯に通用口を担当していた警備員を買収する。

が、実はこの男はその時間帯に席を外した時間があった。
別の所へ車で行って、殺人を行っていた。
なのでこの男を有罪にすれば大物政治家も挙げられる。

こういう背景で、検察官のキムタクは上層部から立件を強いられる。
んで、自分は汚職事件でなく、一人の男が殺された事件を担当してる、
とかどーでもええことをカッコよくヌカしとったりする。

結局以下に記すようなツッコミ所満載の糞シナリオの中で、
有罪を立証できてヒーローになるレベルの低い検事達。
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いやしかし、このTV局はドラマをよく映画化するなあ。
そして毎回穴だらけの糞シナリオで無理矢理見せ場を作ろうとする。
つまり周囲がバカな事によって主人公を賢く見せようとする。
こんなので騙されるるのは頭の悪い人間だけだと思う。

まず主人公を引き立たせるためのウッカリ者が多過ぎることに笑った。
キムタクを偵察して携帯で報告する時に車の窓開けたままのバカ。
車を廃車にしたのは嘘だって、周囲も見ずに大声で電話して聞かれるバカ。

大物政治家と犯人、共に車を駐車場に止めたとは言っているが、
実はその時間は別の車で埋まり、1つしかスペースが空いてなかった。
どうやって1つのスペースに2台の車を止めたのか？と詰問するキムタク。
ざわめく周囲。検事・キムタクが自分の足を使って調べた情報だった。
・・・これも、初動捜査した警察があまりにもバカとしか言いようがない。
警察は捜査のプロなんやから、普通はそんなミスはせんでしょうに。

このようにバカ達が次々とキムタクを優秀かのように引き立てるが、
何よりもバカだったのは仲間の検事達だろう。

警察が撮った放火現場の数百枚の写真に容疑者が写っていなかったのを確認、
そして今度はその写真に写ってたヤジ馬全員に聞き込みを開始。
もしかしたらヤジ馬が携帯で写真撮ってるかも知れんからやってさ。
アホか？どんだけコストかけるんや？警察の数百枚に写ってないんやで？
普通やったら写ってないと判断して、そんな無駄な事はしない。
・・・でも何と全員見つけ出して話聞いたらしい。一体どうやって？？

そしてそれでも写真が見つからなかった時点で、アホ検事がやっと気付いた。
もしかしたら拘束中の放火犯自身が撮ってないか？ってｗｗ
調べて見たら、偶然写ってました！・・って、アホかー！最初から気付けや！

そしてアホみたいに10人位で雁首並べてノックも挨拶もなく法廷に乱入。
暇か！数人で行けよ！それと法廷を侮辱するんもええ加減にせえって！
しかも基本的な見落としで時間食いまくりのコイツラに対してキムタク、
良くやってくれた！とか言う。自身のスキルの低さを露呈してもうとるって。

でもバカな視聴者の場合は、これをカッコいいシーンと思うんやろうなあ。
そして検事達の友情と結束みたいなアホみたいな事言うんやろうなあｗｗ

ああ、そういや今回も韓国行ってロケしとったわ。
そして韓国に行った事はストーリー上全く意味を持たない。
無意味に観光都市を転々としてた「アマルフィ」を思い出したわ。

ある意味寒くて面白いんやけどね。
でもこんなのを面白いって言う奴が増えるなら、日本に未来はないなあ。

ワキのキャラが濃くて、コネタの仕掛けが面白いドラマはいいね。
相変わらずのテンポの良さ。

映画にする必要があったのかはわからず、韓国の麻薬売人が雨宮のバッグに入れたものが
どうなったのかわからず、イ・ビョンホンがちょびっとしか登場せず、あの写真から800人越えの野次馬探し出すってのがリアリティに欠けるけど、楽しめました。

久利生と裁判官の「静かになりました」「静かに、なりましたね」のやりとり好き。

役者もストーリーも、色々好きだし良作だと思う。ここまでくるのが長かったから、ラストは赤面してしまう。

ただ、何度観てもイ・ビョンホンの必要性が分からない。本当に話題性のためだけなんだろうなぁと思えて、そこは興ざめ。

　"HERO（映画）" シリーズ第１作。

　"土曜プレミアム" で久しぶりの鑑賞。

　テレビドラマ（第１シリーズ、SP）は視聴済みです。

　どんな事件もとことん調べる久利生公平のスタイルは、一見型破りながら強い信念に基づいた行動であるが故に、他者の心を惹きつけて次第に影響を与えてしまうことは不可避。
　そんな久利生に最大のピンチが訪れるのが見どころ。決して諦めず、わずかな可能性と手掛かりから事件の真相に迫っていく姿が胸アツで、木村拓哉の当たり役だと改めて思いました。

　個性豊かな城西支部の面々が揃い踏みし、安心して観ていられるのもいい感じ。息抜きと引き締めの塩梅が絶妙でした。
　久利生と雨宮の恋も気になるところ。想い合っているのになかなか踏み出さないもどかしさ…。ラストに胸キュン！

※修正（2023/03/12）

いまさら「ＨＥＲＯ」を映画化？？時期的にかなりおかしい気もするけど、根本的なところから言ってフジテレビ系ドラマシリーズの映画化っていうのはまさに危険なものに手を出すと言ったもので大半がコケるものとなっている。これに関してもドラマとＴＶスペシャルで予備知識を持っていない人が観ればお粗末な裁判ごっこ言ったところだろう。

　不覚にもフジテレビの策略によって再放送されていたＴＶシリーズとつい最近、再放送されたＴＶスペシャルをなにげに観ていただけに、予備知識が頭の中にある程度あったから悪い出来だったけど、個人的にはそこまで悪いとは思えなかった（＠＿＠）これこそフジテレビのマインドコントールだろう！！

　しかし正直言って、おもしろいといってもテレビシリーズの１エピソードとしては．．．というおもしろさの感じ方なだけにこれを劇場でワザワザ観るべき作品なのか？？と聞かれると疑問である。映画だからといって無理やり韓国スターのイ・ビョンホンを出演させたところでクオリティが上がっているとも思うことができず、あくまでテレビと同じクオリティとスケールなんだよね（＞＿＜）

　もうちょっと冒険してもよかったと思うけど、フジテレビ系のドラマ映画化で冒険して変に映画的にするためにエンターテイメント性や娯楽性を盛り込んで失敗に終わっている「アンフェア」や「西遊記」を観るとなんとも言えないのが現実だよ（＠＿＠）結論から言って、フジテレビはお茶の間で観るに限るってことですよ☆もうドラマを映画化しないでよ！！って言ってたら今度は別局のドラマ「スシ王子」や「花より男子」などの映画版が公開されるらしいけど．．．もういいよ（＞＿＜）