「元さや、めでたし」サイダーハウス・ルール ジャーニーさんの映画レビュー(感想・評価)
元さや、めでたし
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こういう映画は好きだな、と思った。
タイトルは知ってたが、なぜか観る機会がなかった。
ようやく、という感じ。
「自分の役割(仕事)は何だ?」
何度かこういうセリフが出てくる。
自分の居場所、役割について考えさせられる。
たくさんの子どもたちの父親代わりとして生涯を送ったラーチ先生は素晴らしい。
あんな山の上に、いわば隔離されているような施設で働くナースお二人も。
里親に引き取られるのを待ち望む子達の作り笑顔が切ない。
寝る前の読み聞かせ、キングコング(いつも同じ場所でテープが切れる)を繰り返し楽しむ素直な子供達。
ホーマーが施設を出る時も「大きいのにずるい」という小さな男の子。泣ける。
ローズ親子は悲劇だったけど、ホーマーやキャンディ達みんな最後は元さやで、めでたしめでたしかな。
サイダーハウスのルールと施設の関係性はやや不明だったけど、農園や山々の美しい自然など、見応えがあった。
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