「ジャック、災難に見舞われる・・・」パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャック、災難に見舞われる・・・
この2作目、ゾンビがいなくなったと思ったら、魚人の群れの登場です!
海賊の物語、大海原を舞台にしたストーリーですから、こっちの方がしっくりくるかな。
あのタコの触手をまとった顔のデイヴィ・ジョーンズ。見事な悪役の登場で、不気味感増し増しです!
それから、あの大タコ(?)クラーケン。なかなか全貌は表しませんが、大怪獣登場で海の神秘性が強調されたような・・・。
そんな感じで舞台設定、ストーリー共に大幅スケールアップだと思うんですが・・・ なんでだろう?イマイチのめり込めません。 ところどころにちりばめられたギャグも、クス、クスって感じで大笑いにつながりません。あの樽の上の戦闘シーンとか、原住民(?)とのいざこざとか・・・。
アクションとしても素晴らしいし、笑いの要素も十二分に含まれていると思うんだけど。 ごめんなさい。やっぱり、1作目があまりにも良かったのでどうしても見劣りしてしまいます。所詮、本作は3作目へのつなぎ程度でしかないのかな~。
【1作目から3作目までをまとめたネタばれになります。今回はジャック・スパロウの巻】
「パイレーツ・オブ・カリビアン」というタイトルからして、海賊であるジャックが主役なのは当たり前だと思うんですが、どうも印象が弱いような・・・。(自分の中では、エリザベスの存在が大きすぎてっていうのがあるんですが)
ジャックは少しとぼけていても、実はかっこいい!随所随所でキッチリしめてくれてます。とは、言うものの今作でのジャックはあまりにも不運に見舞われているような・・・。
原住民に襲われたり、エリザベスとのキスはだまされるための予兆だったり・・・。
主役が不運に見舞われれば、そこからの『脱!』がストーリーの柱になりますから、俄然主役が目立つはずなんだけど、それ以上に、サブキャラのインパクトが強いってことだろうか。