「野放しギリアム」ローズ・イン・タイドランド The Dudeさんの映画レビュー(感想・評価)
野放しギリアム
「テリー・ギリアムのダークファンタジー」ということで公開前からかなり期待していた作品だが、観てみると苦痛だらけの2時間だった。この悪意と悪趣味、テリー・ギリアムには確かにそんな部分があるのは先刻承知だし、それ故のテリー・ギリアムだろうけど、これは重さのない悪ノリだ。やはりメジャースタジオのある程度の抑制があったほうが彼の作品は楽しめる気がする。
楽しみにしていたジェフ・ブリッジスは散々だし、B.フレッチャーやマクティーアは演りすぎで観ていて気分が悪いが、主人公ファーランドはこの全て苦痛な作品の中で唯一の輝きを発している(そりゃそーだが)。天才子役だ。
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