「環境が人を作る」SWEET SIXTEEN 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
環境が人を作る
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切ない物語だった。誰か一人でもリアムを抱きしめてあげる人がいればと思った。
環境が人を作る。周りの人で、10代の未熟で真綿のように全てを吸収してしまう子どもの道は決まってしまう。リアムだって、母に対する愛情、姉と甥っ子を思う父性、友達を守る友情、こんな優しい良い子が違う環境だったら、良い男になって素敵な道を歩んでもっと良い立場が待っていたかもしれないのにと思ってしまう。
実際悪い事はしてるけど、15の彼の受け皿には金しかなくて善悪の判断も付かず、悪ぶってるだけで彼の時々発する優しい言葉に切なくなった。
ラストの「もうバッテリーが切れそうだ」は携帯ではなく自分の事を言ってるようで
切なく胸に響いた。
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