セッション9のレビュー・感想・評価
全1件を表示
.
クリックして本文を読む
自宅にて鑑賞。よく練られたシナリオ。実在する曰く附きの廃墟ダンバース州立精神病院が舞台。過去のセッション(テープ)が現実と徐々にシンクロし真相が判明する。写真を効果的に使用し、ドッシリ構えたカメラと章立てが曜日名、建物が狂気を侵食するのはS.キューブリックの『シャイニング('80)』を彷彿させる。どの出演者も上手かったが、特に“ゴードン・フレミンング”のP.ミュランは秀逸。舞台となる施設の成り立ち等、詳細が判る「特典」集も必見。ただ観る人を選びソウで、誰にでもお薦め出来無いのが玉に瑕。70/100点。
・自然光を多用したと云うライティングも良かった。「特典」集内の「未公開シーン~もうひとつの結末」では、元々のオリジナル脚本版を観る事が出来る。このオリジナル版では、ラストに絡む重要な登場人物が、本篇でバッサリ切られている(この人物がJ.ヒューズ演じる“メアリー・ホッブス”と誤解されてしまう恐れがある為にカットされ、エンディングも変更になったらしい)。
・鑑賞日:2011年11月30日(水)
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示