劇場公開日 1989年10月7日

「アルモドバルのビビッドな色彩と昭和を思わすドタバタ劇」神経衰弱ぎりぎりの女たち M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アルモドバルのビビッドな色彩と昭和を思わすドタバタ劇

2021年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

好みは分かれるかもしれない。
スペイン映画の巨匠アルモドバルならではの、画面にちりばめられたビビッドな色彩。特に「赤」。これを楽しむ気持ちで見ると結構ウキウキしてくる。ストーリー展開は一見シリアスだけど、どこか昭和のドタバタ劇風で会話もバトルが続く。
それにしてもマドリッドの女性たちは感情表現と行動が過激。スペイン語も南米と違って機関銃のよう。それに加えて男たちは控えめに見える。若い時のアントニオ・バンデラスも個性の強い女性たちの間ではまだひ弱な感じ。
スペイン映画は好きなので、このテイストが気に入れば楽しめますよ。

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M.Joe