ロード・オブ・ドッグタウンのレビュー・感想・評価
全6件を表示
カルチャー?
スケボーやサーフィンがスポーツではなくカルチャーと呼ばれるのはなぜだろう。
今じゃオリンピック競技にもなっているのに。
スケボー、スノボ、サーフィン。
偏見だというお叱り覚悟で書くけど、自分が古臭い人間のせいだと思うが、ボードものにはなんか「チャラい」とか「不良」というイメージがある。
本作品で、それがあながちかけ離れたものではないと改めて感じてしまったのだが、少しはわかってもらえるだろうか。
他のスポーツで、あんなに羽目を外すことってそうない気がするんだよね。
若気の至りかもしれないが、犯罪スレスレの不法侵入、破壊、なんと言っても周りに迷惑かけてるよ。
それをカルチャーと呼んでしまうと、偏見の目で見られても仕方ないのかなと。
真面目か!と茶化されそうだが、そう思ってしまうのは否めないのである。
調子に乗って羽目を外すシーンが多くてうんざりもしたが、最後には家族や仲間を大事にするところはよかった。
なんとか最後はまとめた感じ。
闘
最高映画🎞
スケボー出来ない俳優さんがここまで出来るなんて凄い!
迫力ある映像も凄い良かった!
高め合う仲間、でもバラバラになるけど、、、
青春ストーリーですね
ヒースレジャーが出ていて嬉しい😆
それにしても兄妹同じ部屋でヤルのが考えられん笑
レンタルで鑑賞
特典映像で実在の人物出てきてレンタルで良かったと思いました笑
チームものの良さが描けていない…。
実在したスケートボード集団「Z-boys」を題材にした伝記映画。
チームの生みの親であるスキップを演じるのは『ヒース・レジャーの恋のからさわぎ』『ブラザーズ・グリム』の、後のオスカー俳優ヒース・レジャー。
製作総指揮を務めるのは『セブン』『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー。
2021年開催予定の東京オリンピックから正式種目となるスケートボード。この機会にスケボー映画を鑑賞!
舞台は1970年代のカリフォルニア州ヴェニスビーチ。
そこで生まれたスケートボードチームが「Z-boys」。
全世界で巻き起こるスケートボードブームの火付け役らしいです。
スケーターの間では有名な人たちなんだろうか?
「Z-boys」の中心メンバーだったトニー、ジェイ、ステイシー、エドの4人に焦点を絞り、彼らの掴んだ栄光と葛藤が描かれている。
はじめはただ好きな事が出来るだけで満足だったはずなのに、過分な成功を収めた結果、友情にヒビが入り、それぞれ別々の道を歩むようになる…。
チームやグループが描かれる作品にはありがちな物語ですが、栄光の日々からの転落、そして最後に残された希望とは何か、という普遍的なシナリオはやはり観るものの心を掴む。
しかーし、この映画にはチーム崩壊もののカタルシスがない!
というのも、それぞれのキャラクターの破滅的な振る舞いや蛮行、三角関係などの不和を描くことに終始するあまり、Z-boysというチーム自体の描写が希薄であるように感じられるからだと思う。
映画の序盤でスキップが街の不良たちを集めてチームを結成。練習を積み大会に挑む。
この序盤はこれから盛り上がる雰囲気がプンプンして良かった。
しかし、そこからチームでのまとまった描写がなくなり、主に主要人物4人だけにクローズアップすることで映画は展開してゆく。
4人は勝手に他人の庭に忍び込み、水のないプールで好き勝手に滑りはじめる。
これは「プールスケーティング」という、その後のスケボー文化の革命とでもいうべきプレイのようです。
これを描写したかったというのはわかる。Z-boysを描くにあたり絶対に避けられないものなんだというのもわかる。
でも、それとは別に監督のスキップを含めてもっとZ-boysというチームの一体感や活躍を描いて欲しかった。
チームが描けていないうえ、Z-boysはいつの間にやらスター集団になっており、成功へのプロセスを楽しむこともできない。
監督は4人の人間関係を重点的に描こうとしたのだろうが、やはりこの題材ならもっとZ-boysというチームとスケートボードという競技をしっかりと描いて欲しかった。
有り余るパワーをスケボーにぶつけるという、若者たちの青春ストーリーとしてもっと感動的な映画にもなり得たと思うのだが、実にもったいない…。
自分のようにスケートボードに興味がない人間には少々退屈かもしれない。
終盤になるまで主人公たちの顔と名前が一致しなかったのは映画のせい?それとも自分のせい?
迸る若さと情熱
総合80点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
貧困層が多い地区に住むそれぞれ事情を抱えた無軌道で粗野な若者たちがスケートボードにはまり、遂には意図せずともそれを文化として創り上げていく姿とその内幕を描く。
登場人物たちは時代のせいもあり出身地区のこともありかなり素行が悪い。あえて競技に関係のない犯罪の場面と女の裸は描かれてはいないようだが、彼らが行った犯罪は他人の家に侵入して勝手にプールを使っただけではないはずだ。身近にこんな奴らがいたらたまったものではないが、彼らの迸る若さと情熱が新しい文化を創っていく姿は面白い。小さく平らな場所で規定に沿って行われた最初の競技会のなんとつまらないことか。彼らが型破りでより凄いものを追求するから面白い競技になり人々を熱狂させた。
そんな彼らの人間関係や物語の展開が面白かったし、素早く切り替える演出と出演者のすぐ傍での目線の近い撮影が進行が早く迫力があった。音楽の使い方も良いし、彼らの若さゆえの暴走が映像から伝わってくる。最後のほうはただの趣味が大金が動く世界へと変貌しみんなばらばらになりしんみりとした雰囲気で寂しさが漂ったまま終わってしまうのだが、彼らが情熱をぶつけた時代の軌跡には惹きつけられた。
ドンピシャ
映画云々の前にもう世界観が好き。
1970年代のアメリカ特有の退廃的な庶民感とビッグビジネスの華々しさのギャップを感じさせてくれる。
よく俳優にここまでスケボーやらせたな笑、とスタッフも俳優陣も尊敬に値する。
最も多感な時期に、ローカルの上下関係の中で「ノリと勢い」を武器にカッコ良さを求める少年達。
先輩は金儲けに走り、やがてローカルな上下関係など取るに足らないショービジネスの世界へと道が開かれていく。
少年達がビジネスや家庭の問題などで自由でいられなくなる過程は、見ていて辛いがとても丁寧に描かれている。
ノリだけでなく挫折もしっかり描いた面で、この映画は他のティーンズ系の映画やロードムービーとは一線を画している。
更に、ドキュメンタリーである事も面白みを増している。
DVD版では主人公3人の本人が自ら役者にテクニックを伝授したり、臨場感のあるスケボーシーンの撮影風景など、かなりボリュームのある特典映像があり、これもかなり面白い。
恐らく、映画に描かれている以上の複雑な問題や関係があり、本編のようなエンディングでは無かっただろうに、モデル本人が協力して製作できた事は奇跡かもしれない。
この作品で、エミールハーシュのファンになりました。
It's cool!!
この作品はストリートのリアルな背景とスケートボード流行の背景が実話をもとに再現されていて、とても格好良くまた現実的なはなしだった。
スケートボードのテクニックに魅了されることはもちろん、実話がもととなっているので、富や名声などによって崩れていく人間関係などはなかなかリアルだなと感じた。
最後には、友人の病気がきっかけで元に戻る彼らだったけど、このきっかけがなかったらどうなっていたのかとも思う。
とにかく、このアメリカならではのストリートスタイルは憧れる人は憧れる、格好いい作品だろう。また、スケートボードに興味がある人は一度見ておいて損はない!
全6件を表示