「そうだ、ツインピークスを見よう！」ツイン・ピークス　talismanさんの映画レビュー（感想・評価）

デビッド・リンチにやっと出会ったと思ったら亡くなってしまってとても悲しい。映画「ヘルムート・ニュートンと12人の女たち」では共に若くて美しいリンチとイザベラ・ロッセリーニがヘルムートに指示されてシュートされるシーンがある。写真は写真家と被写体が共に作り出すものであることがかっこよく表現されていた。

2025.01.26. "Diane, ..."
配信にて「ツイン・ピークス」を第一シーズン（パイロット版入れて全部で8エピソード）から見始めた。キャスティングも衣装もヘアメイクも小道具も洒落ている。コメディでもあることにビックリ感動！AndyとLucyが何をしでかしてくれるかワクワク！衣装で一番好きなのはAudrey、すべてが可愛く似合っていた。

2025.01.27. "Where's Bob now?''
第二シーズン（22話ある）のエピソード9まで見た。ここで終わりにしてもよかったのではと思った。でもまだ続くので時間があったら見よう。主役のFBIクーパーは顔の輪郭や顎の辺りが唐沢寿明に似ている。漆黒の髪にポマードがかっこいい。リンチ監督がクーパーの上司役で出演していたエピソードはピリッと可笑しく良かった。補聴器装着しつつ信じられない大声で話すからみんなも凄い大声で話さなければならない、警察の中で！とても笑えた！人口が51,201人の小さな町、Twin Peaks。二つの山に囲まれているからTWIN。映画でも人間関係がゴチャゴチャと絡まる。夫婦、友人、恋人、愛人、親友、きょうだい、相棒、上司と部下、雇い主と雇われる側、今の自分と過去・未来のalter egoなど、幾つものツイン、対が話の底や中央や裏側に流れている構造が面白い。