ゾンビネーター
2012年製作/82分/アメリカ
原題または英題:The Zombinator
スタッフ・キャスト
- 監督
- セルジオ・マイヤーズ
- 製作
- セルジオ・マイヤーズ
- パトリック・キルパトリック
- 製作総指揮
- セルジオ・マイヤーズ
- ニコール・デイビス
- 原案
- セルジオ・マイヤーズ
- 撮影
- トラビス・クリアリー
- ラス・ウェルチ
- 編集
- チャーリー・デイメント
- 音楽
- トッド・マキ
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パトリック・キルパトリック
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ジョセフ・アビエル
2012年製作/82分/アメリカ
原題または英題:The Zombinator

パトリック・キルパトリック

ジョセフ・アビエル
運営様、毎度Z級映画の作品情報掲載の要望に応えていただきありがとうございます🙇🏻♀️
タイトルがもうふざけているので、どうせパロディしきれてないしょーもないZ級映画だろうと高を括っていましたが…意外としっかりしたゾンビ映画でした。反面、なんで「ネーター」要素入れたん?という疑問が。
本作、演出面は低予算作品にしてはかなり良くできていて、薄暗い閉所でゾンビから逃げ惑う様が結構怖く仕上がっていました。殺された仲間が地面に倒れている様子なんかも雰囲気出てて良かったです。POV作品…とは言い難いので準POVと言っておきますが、モキュメンタリー方式で2、3台のカメラの視点での映像となっていて、暗い場所ではこれが功を奏していたのではないでしょうか。不気味な雰囲気は「REC」や「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を彷彿とさせ…は言い過ぎか。
しかし、脚本面がとにかく弱く、取ってつけたような内輪揉めや人間ドラマ(?)は正直要らなかったと思いました。中途半端な味付けするくらいなら、優秀な演出面でゴリ押せなかったものかと思ってしまいます。その極めつけが「ネーター」要素。これ本当に要らん!グラサンのおっさんが出てきた瞬間雰囲気台無し。外見が似ているだけでパロディする気も無し。
おそらくですが、脚本の弱さをカバーする為に「ネーター」したのかな…と。「笑って許してくれよ」っていう姿勢はZ級界隈ではありがちですが、演出面が優秀なのにもったいなさすぎる。卑屈になってはいけない。製作陣はもっと自分達の仕事を誇りに思ってほしい。
映像面はPOVならではのブレはあるものの、低予算ながらゾンビ・ホラーへのこだわりの演出が光るなかなかのもの。しかし、脚本が死んでるだけならまだしも、余計なことをしてしまった感が否めない。本来、星3.5をつけれた作品に要らぬ要素を付け足してしまったので星3です。