「最後まで目が離せない」ディパーテッド 葵須さんの映画レビュー(感想・評価)
最後まで目が離せない
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監督はタクシードライバーのマーティン・スコセッシ。最初、レオナルド・ディカプリオ(ビリー・コスティガン役)とマット・デイモン(コリン・サリバン)の区別がつかず混乱したが、とりあえずマット・デイモンの方が細いという事でしのいで視聴。ギャング側、警察側でそれぞれのスパイが相手の裏をかこうと白熱していく様子は、彼ら二人だけでなく、それぞれのボスも劇中でなんとか相手を任そうと知恵を振り絞る姿を見せてくれる。その緊迫感の中でひときわ目立つのがコステロ。面白いおやじ感はあるし、そんなにひどい描写はなかったが、こいつを怒らせたらやばいということで物語全体のヒリヒリした緊張感を高めている。ラストはあっけない。バグパイプを聞きながら結局喜劇だったんだというような途中で終わった感を味わったが、伏線を張ってた大物が最後にキメてくれるのは、もうどうしようもない段階ではあったが、悪くはなかった。
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