「巨匠スコセッシによる香港ノワール金字塔のリメイク」ディパーテッド いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
巨匠スコセッシによる香港ノワール金字塔のリメイク
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犯罪者が多い家系から決別するため警察に入ったビリー。しかし彼はマフィアへの潜入を命じられる。一方コリンは、育ててもらったマフィアのボス、コステロの内通者(ネズミ)として警察官になる。
香港映画のインファナルアフェアをリメイクした今作。別の作品として楽しむことができたけど、やはり元祖と比べちゃう。
主演2人に関しては元祖版の方が良かった。
ディカプリオよりトニーレオンの見せる悲しい表情の方が印象的。マットデイモンよりアンディラウの方がうざく感じた笑。だけどマフィアのボスは今作の方が良かった。ジャックニコルソンの狂気、暴力性は凄かった。
それとスコセッシ得意?のバイオレンスシーン。マフィアの残虐さが伝わってくる。こんな環境にいたら精神が不安定になるのも当たり前だなと思った。
ラストでコリンがディグナムにあっさり殺されたのが意外だった。
そもそもなぜディグナムにばれたのか?
ビリーがマドリンに渡した封筒、あれがコリンの正体を証明する物。それをメディアに流したから。
それか、
封筒の中身を警察に出し捜査が始まったが、コリンがネズミと証明できず、グレーのままだった。
どっちにせよ、だから近所の人に嫌がられてたのかな?けど躊躇いもなく殺したのは疑問が残った。
ネズミ探しをするコリンが嫌いだったこと、尊敬する上司クイーナンを殺された恨みからかなぁ。
個人的には生かして無間地獄に落として欲しかった。
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