「詰め込み感はあるが楽しめる」ディパーテッド うむぼんずさんの映画レビュー(感想・評価)
詰め込み感はあるが楽しめる
WOWOWにて視聴。
「インファナル・アフェア」のリメイク版で、アカデミー賞受賞という作品。オリジナルの「インファナル・アフェア」は未視聴ながら、日本でも西島秀俊さんと香川照之さんでリメイクされた「ダブル・フェイス」は視聴済み。
ストーリーを知っていながらも、役者さんの演技や演出の違いなど観るべきところは多く、楽しめる部分も多数。
ジャック・ニコルソンの存在感や、逆に存在について悩み苦しむ2人の潜入者には緊迫感と焦燥感など、人々の感情が巧みにかつ次第に交錯していき、物語のスリリングさに引き込まれていく。
オリジナルだと3作、日本版でも2作ある分量を一つの作品にまとめているため、年月の重みや徐々に存在が希薄になっていく焦りなどは若干物足りなく感じた。
また、FBIの存在などストーリーとして気になる部分が残ってしまい、少し消化不良気味。
とはいえ、各役者さんは素晴らしい演技をされており、サスペンスとして成り立ち、魅せているのはさすが。
たまに観返したいと思います。
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