劇場公開日 2025年12月19日

「しばらくチャップリンにはまります」チャップリン にっくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 しばらくチャップリンにはまります

2025年12月20日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

ドキドキ

副題(SPIRIT OF THE TRAMP)にあるように、TRAMP(=放浪者(ロマ(かつてはジプシーと呼ばれた)))の血を引く喜劇王チャールズ・チャップリンの足跡を
主にロマとの接点を探して、
チャールズの子供マイケル・チャップリンが主に登場し、マイケルの娘カルメン・チャップリンが監督してできた映画。

いままで私は喜劇王チャップリンといえば、「モダンタイムス」で機械に押しつぶされないように抵抗してる人の写真(ちょび髭に山高帽をかぶってステッキを持っている)とかしか見てなくて、喜劇を借りて弱い立場の人の言葉を代弁した、くらいの浅い知識しかなかったけど、
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で濱田岳さんがやたらチャップリンのダンスの振りをしていたり、最近藤井監督「港のひかり」がインスパイアされた映画としてチャップリンのヒット作「City Lights」をみる機会があり、
もっとチャップリンにはすごいものがある、と思い始めていたので、
ちょうどいい機会だと思って、この映画を封切日に観に行った。

お父さんがチャールズ・チャップリンということで、押しつぶされそうになった、息子のマイケル。お父さん(チャールズ)が極貧で勉強できなかったから息子には、と勉学に頑張るように一生懸命伝えるも勉学が苦手でうまく応えられなくて関係は良くなかったというマイケル。だんだん理解が進んで、ロマの血に行きつき、
父親も自分も根源は同じ、
ということがわかる。

それとともに、喜劇王チャールズ・チャップリンのトレードマークだった、あのちょび髭に山高帽、ステッキをついて、だぶだぶの靴とズボンに、きつすぎるコートという姿が、まさにロマの人たちとかぶって見えてくる。これは親子の和解の物語でもあったんだな。

この映画では、ふんだんに喜劇王チャールズ・チャップリンの活躍する映像も登場するが、「独裁者」で見せた身体の動きは、まるでバレーダンサーのようだった。きっと音楽もいろんなものに変わる様も、もっともっと味わえるものに違いない。

しばらくチャールズ・チャップリン探索の日々が続きそう。
いまは映像が簡単に見える時代で良かった。

にっく