「テイラー組の姐さん、お疲れさんですっっっ!」Taylor Swift: The Official Release Party of a Showgirl ゆーきちさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 テイラー組の姐さん、お疲れさんですっっっ!

2025年10月7日
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テイラー12作目のスタジオアルバム「The Life of a Showgirl 」が10月3日にリリースされ、それに伴い世界各地(どうして日本は入ってないの?)週末3日間限定で、シングルカットされるアルバム一曲目「The Fate of Ophelia 」のミュージック・ビデオと、そのメイキング、アルバム全曲紹介という内容の映像が公開されました。

去年暮れまで約2年間続いたEra's Tour、最終公演はバンクーバーだったので、その時期は世界中からスウィフティーズ女子が集結しました♪もちろんバンクーバーの民は浮かれてるし、街のあちこちでアルバムタイトルのモニュメント、テイラーのポスター、フレンドシップブレスレットを模した飾りつけが点在し、ホテルも尋常じゃない宿泊料金www…

私は初日一階席センターの席を前日にゲット、約3,000ドルでしたwww(本当はステージ近くのフロア席がよかったんですが、高過ぎてクレカが切れず😂)。

残り3日間の公演中、ずっとテイラーのライブのバイトに入っていたので、正味バンクーバー公演全4日間、テイラー漬け、世界中のファンとブレスレットを交換するという、至福の空間にいました。

その2週間前に見たブルーススプリングスティーンのライブは3時間20分、それより5分長いライブ、なんだかんだでテイラーの強靭なアスリートぶりを実感しました。

さすがにツアーが終わったらゆっくり休むだろうと思いきや、1年経たない間にアルバム発表とか、高市早苗新総裁並みに働いて、働いて、働いて、働いて、働いてますwww

かつてはマドンナも相当叩かれてきましたが、テイラーは未成年だった頃からずっと叩かれまくってきたアーチスト人生、普通ならとっくに戦うのを止めるか、しばらく休むか…なんでしょうが、テイラーはどんなに叩かれても一年後には作品に昇華させるという、類稀なる才能というか、ターミネーターというか、本当にまだ20代なの?的な歴史を背負ってきました。

この新譜は、トラビスという伴侶を得て、危うく「オフェーリア」になりかけたテイラーを、ようやく救ってもらえましたとさ、めでたし、めでたし…的な曲で始まります。

やっぱりテイラーも人だったんだな、苦しかったんだろうな、トップにいるのは孤独だろうな、信用できる人とできない人を見分けなきゃいけないのはしんどいだろうな、どんなスキャンダルに巻き込まれるんだろうとビクビクするのは疲れるだろうな…と、この幸せそうな曲が詰まったアルバムを聴きながら、1ファンとして心からホッとしています。

MV のメイキングを見ていると、テイラーはシンガーソングライターなだけじゃなくて、「チーム・テイラー」の組長、演出家、ダンサー兼振り付け師、デザイナー、イリュージョニスト、チアリーダー…色んな肩書きを、あの美しい背中に一身に背負って、尋常じゃない責任感を果たしてるんだなぁ、だからこんなに世界中から愛されてるんだなぁと、胸がいっぱいになりました。

ツアーが終わっても、結婚してゆっくりできるどころか、肌の状態、体型維持、体力作り…少しの緩みも隙もない組長の、相変わらず見目麗しい姿はファン必見です。

拍手と声援で始まり、途中に笑い、最後にまた大拍手、毎回会場ぎっしりスウィフティーズ女子で埋め尽くした3日間でした。

全曲紹介のエピソードは色々興味深かったのですが、Wood の説明で「迷信と言っても色々あるけど、例えばKnock on wood とか、黒猫が横切ると不吉なことが起きるとかさ…」で終わった時は場内苦笑いwww😂。もっとないのか〜い?…www

…相変わらずテイラーは色んな人に妬まれ、最近では「退屈なバービー」と揶揄されたとか…。

2018年、東京ドームのレピュテーションツアー、前から10列目で観たときのオープニングアクトをつとめてた歌手は「まるで5歳児に手を振ってるようだった」と言って、テイラーのファンまで敵に回しましたが、テイラーは彼女への思いをやっぱりこのアルバムの中で名曲に仕上げてるんですよね。Thank you for your efforts とサラッといなした、この盛り上げ役に対する労いは、もう大人の対応を超えてますwww

今回の新譜はエリザベステイラー、ジョージマイケル、かつてのスターへの敬意と慈悲まで含んだ、新たな名アルバム誕生です!次のツアーが待ち遠し過ぎて、フレンドシップブレスレット、めっちゃ作り足しましたwww。

ゆーきち