「手放した先に得る感情」老人と車 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
手放した先に得る感情
《東京国際映画祭にて鑑賞》
妻を亡くした主人公の男性は思い出を抱えながら
シャンパンゴールドのベンツを乗りこなす。
トランスジェンダーの女性と一緒に
ドライブしながら過去を振り返るシーンと
ガソリンスタンドで働いているおじいさんとの
ディスカッションするシーンが良かったです。
主人公の過去の態度が今になって自分に
返ってきてしまっているところがリアル。
コミニュケーションが苦手なところに
勝手に親近感を覚えました。
子供たちに振り回されながらもラストは
解放感と安堵に満ちた表情が見れて一安心。
上映後はマイケル・カム監督と
俳優のリム・ケイトンさんのトークイベント!
低予算で製作されたとのことでしたが、
とても素晴らしい長編映画でした。
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