「弱肉強食。犬は助かりません。」雌鶏 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
弱肉強食。犬は助かりません。
《東京国際映画祭にて鑑賞》
ニワトリの視線で描かれたロードムービー。
想像以上に面白かったです!
思わず頭の中で勝手に吹き替えをしました。
雌鶏から見た世界を終始考える時間です。
鳴きながらテチテチ歩く姿と無の表情に
会場からは笑いが何度も起こっていました。
ユーモアの中に明確な社会テーマがあり、
不法移民と鶏の姿が重なり合う深い作品。
追われ、捕らえられ、閉じ込められ、脱出。
相手を探して子を産むという平行線。
死についての感情もお互い同じ。
人が鶏の死に興味がないように
雌鶏も人の死に興味がない。
果たしてセカンドチャンスを与えられたのは
人間か?鶏か?
エンドロールまで是非観てほしい!
切ない場面もあったので今まで以上に
卵に感謝していきたいと思います。
上映後のプロデューサーさんのトークにて
3人のトレーナーにトレーニングされた
雌鶏8羽とスタントチキンまでいることが判明!
もう色々びっくりです。
主演女優の雌鶏さん、お疲れ様でした🐓
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