霊薬のレビュー・感想・評価
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アンチエイジング効果の副作用?人を食いたくなるクスリ
音声をオリジナル(インドネシア語)、字幕を日本語で鑑賞しました。
インドネシアの雰囲氣を味わえました。
構図やカメラワークが芸術的で好きな映像が多かったです。
人を喰う生き物たちのディティールもリアルで良かったです。
まるで訓練を受けていないような間抜けな警察が登場したり、「うしろ、うしろ!うしろを見て‼」と言いたくなるようなシチュエーションが何回もありました。
雨が降っている間だけチャンスが来るという、ありそうでなかった設定が面白かったです。
ツッコミどころ満載で、怖いからこそ笑ってしまいました。
なんだかんだで楽しかったです。
鑑賞後、最初の幸せな頃の場面をもう一度観たくなりました。
これからのインドネシアゾンビに期待です
インドネシアのゾンビムービーは初めてです。
本家アメリカ(ナイトオブザリビングデッド)から始まって、イタリア(サンゲリア)、香港(霊幻道士)、イギリス(28日後シリーズ)、スペイン(REC)、韓国(新感染ファイナルエクスプレス)、日本(アイアムアヒーロー)、台湾(哭悲)、タイ(哭戦)と、世界拡散してきまして、ついにインドネシア上陸です。
メイクはそれなりに様になってました。ドラマもありました。ですが、登場人物が合理的でないアクションを続けることが、ホラーにしても、なんとも釈然としないので、ゾンビムービーとして、かなりイマイチ。
ですが、インドネシア初?のゾンビムービーなので、次作以降の進化に期待です!
内容が歯痒過ぎて怖くない
懐石料理店でチーズバーガーを出された感じ
別にチーズバーガーが悪い訳じゃないが、店構えも雰囲気も値段もそれなりな“高いお店”で、200円くらいのジャンクフードを出された突拍子感
ゾンビメイク、音響効果、カーアクション、セット
褒めるべきところはそれなりにある
特にゾンビメイクのキモさは抜群で、ワールド・ウォーZやアイアムアヒーローの様な完成度だった
しかしそれらを全て台無しにする
登場人物たちの拙さと家族描写のしつこさ
まずはじめに、登場人物が皆馬鹿
と言うより、作中の登場人物たちはみんな、ゾンビと言う創作物を知らないと言う説明がなかったせいでそう見えてしまうのと、物語の展開上仕方なく知能が下げられたせい
ゾンビ知らない問題は、作中感染者のことを誰一人として“ゾンビ”と呼ばなかった点と、中盤に主要キャラが「取り憑かれていない?」と口走ったことで推察した
あんな、見た目や行動全てがゾンビの化け物を見てもその単語が出ないのは恐らくそのせい
しかしこの説明不足と謎の“ゾンビ知らない”縛りのせいで、噛まれたらアウト、音に反応するなどのセオリーを誰も説明しないから、物語進行がいちいち遅れてイライラした
兄がガスガン?かなんかを収集していたり、PCゲーしてたりするから、兄だけはゾンビを知っていて家族を先導する…なんて展開でもよかったのにとは思った
そしてもう一つ、物語の展開で知能が下がる問題
これは酷かった
序盤に息子と離れ離れになってしまった美人のヒロインが、息子がいるであろう建物がゾンビの集団に囲まれているのを眼の前にして車のクラクションを鳴らす
最初は「息子を助ける為に気を引いてるのか」と納得したが、ゾンビが音を聞いて大量に押し寄せると途端にパニクって“車を出して!”と運転手に喚き散らす
これにはビックリした
これまでに何度かゾンビと生で邂逅して、不確定ながらも相手は視覚と聴覚で獲物を襲っているのを見ているにも関わらずこの愚行
こんな感じの「今それやる?」みたいなチグハグな描写が多々あった
次に、家族描写のしつこさ
まず序盤
父がゾンビになり、割と長めの「パパしっかりして」描写炸裂
次に、使用人が感染して「どうしたの!?」描写炸裂
次いで別の使用人も感染「目を冷まして」描写炸裂
しーーーつこい、長い、くどい
もう一回目で察しろ
更に怖いのが、中盤に家族がゾンビになる描写でも「いや、いやよ!」とゴネる
もうね、お腹いっぱいなのよ、最初のパパで
感動的な演出も良いけど、そういうのは最初と最後の2回だけにしてほしい
とまぁ、この映画を見る人なんてみんなゾンビ映画好きだろうにも関わらず、異国の家族愛をふんだんに盛り込んだせいで胃もたれさせられそうになった作品
新・感染みたいなライトな家族愛ならまだ全然見れたが、本作はあまりにも詰め込みすぎた
しかし先述したとおりそれ以外は良かったので、家事しながら、勉強しながら…とかなら丁度いい暇つぶしになるかも?
インドネシアにもゾンビがいるんです。
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