「それでも日本よりはマシかもしれない」ネタニヤフ調書 汚職と戦争 Jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも日本よりはマシかもしれない
正直、前半の葉巻やシャンパンの下りは長すぎる。ネタニヤフの指示でイランからハマスに送金し、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治政府をを弱体化させ戦争を長引かせ、自分の裁判が延期される養子向けるえげつなさについてのほうを深掘りしてほしかった。
一応民主主義国家なのに何故こんなリーダーがずっと首相の座についているのかと疑問だった。イスラエル人も一枚岩ではないので当然反ネタニヤフの人々も多いのだが、ネタニヤフが政権維持のため極右と結託して太刀打ちできなくなってるあたり救いようがない。他に人材ないのか。
もっとも、首相がきちんと警官3人係で取り調べを受け、きちんとその映像が公開されるあたり、国会で200回以上嘘をついて「私や妻が関わっていたら辞任する」と言いつつ証拠が出ても辞任せず逮捕もされずお友達のレイプ事件を権力でもみ消した首相がいる日本よりはイスラエルのほうがまだマシかもしれない。きちんと逮捕されていれば刑務所で過ごすことになっても銃殺されることもなかっただろうに…。
ネタニヤフもいつか、いっそ逮捕されていれば刑務所で安穏と寿命を迎えることが出来たと後悔する日が来るのだろうか…。
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