「「誰も寝てはならぬ」と言われたのに寝てしまう💤」サムシング・ハプンズ・トゥ・ミー minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
「誰も寝てはならぬ」と言われたのに寝てしまう💤
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ポスターみたら不条理ものかと思って観に行ったら、「信用できない語り手」ものだったでござる。
パワハラ気質のIT企業が倒産してタクシードライバーになる中年女性。タクシー免許勉強してたらアパートの上階から、オペラ、トゥーランドットが鳴り響く。クレーム入れんのかなと思ってたら、イケメンの舞台俳優に一目惚れする。
ネースン、ドゥールマアー
ネースン、ドゥールマアー
「誰も寝てはならぬ」で、す、ね?
ハッ?しばらく寝てしまいました。
起きたとこが、ちょうど客のハゲを連れ込んでセックスしてるとこで、ギリギリ間に合った!ここが、わかりやすく妄想だという描写で意味がやっとわかって、目も覚めた。
タクシーの運転手さんて、お友達ならともかく普通はどんな人かも考えたこともないけど、舞台(関係してるとこが丸っと妄想だと思われる)との対比で、何者でもない人の人生にフォーカスしてることが伝わる。みんないろいろあって、いろいろいい!みたいな?違うか。
おばちゃん、誰も目に留めないけど、タクシー運転するときは髪型とかベストとかチャイニーズにしてた。ラストカットでは、違うファッションに気持ちも切り替えてましたしね。
映画はシリアスな感じで、おばちゃんの闇の部分が炸裂してるので好みが別れるとは思いますが、妄想がセックスとか人の生死みたいなダークな方向なのは嫌いじゃなかった。というかおばちゃんの妄想はセックスが大部分なんですけどね。ち○こも何本も映りこむほどみんなの気合いも感じますし。
さわやかなラストには、人間愛すら感じると言っとけば、ちょっと寝ちゃったこと許してもらえるかしら。
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