劇場公開日 2025年11月21日

落下の王国 4Kデジタルリマスターのレビュー・感想・評価

全136件中、1~20件目を表示

4.5癒しと希望の物語が、彩度と緻密さを増した映像美でよりパワフルに

2025年11月30日
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鑑賞方法:試写会

幸せ

癒される

オリジナル版の日本での劇場公開は2008年だが、製作は2006年なのでもう20年近くも経つのかと感慨深い。当時から映像美が絶賛されていたが、このたびの4Kデジタルリマスターで精細度はもちろん、彩度もより豊かに鮮やかになり、世界遺産を多く含む雄大な景観や荘厳な建築群が一層美麗に迫ってくる。

美しいビジュアルが持つ表現力が強化されたおかげで、ケガで入院した病院で出会う青年スタントマン・ロイとルーマニア移民の5歳少女アレクサンドリアが、ロイの即興で語る冒険物語を通じて関係性を変化させていく過程もよりヴィヴィッドに感じられるようになった。優れた物語には人を癒し希望をもたらす力があることを、病院内の現実と空想の物語世界を行き来しながらわかりやすく示してくれる。

アレクサンドリア役のカティンカ・アンタルーは1997年生まれで、愛らしい表情とぽちゃっとした体型も本作の魅力に貢献。キャリアは2011年と12年の短編2本のあと途絶えているが、引退してしまったのならさびしい。ターセム・シン監督は2015年製作の「セルフレス 覚醒した記憶」以降ブランクがあったが、インドで起きた悲劇的な実話に基づく2023年製作の「Dear Jassi」が高く評価されているようだ。こちらも日本で鑑賞できるようになることを期待する。

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高森郁哉

5.0期待度◎鑑賞後の満足度◎ 『落下の王国(The Fall)』とは映画のことだったのね、という話。映画好きには堪えられない時間。堪能した。

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

①恥ずかしながらこの映画のことは知らなかったし、ポスターから受けるイメージから小難しい話かな、と思って観に行ったらとても分かりやすい映画だった。

②映像も素晴らしい、美術も素晴らしい、石岡栄子の衣装も素晴らしい、だれないえんしも宜し、そして何よりアレクサンドラ(前半はそのこしゃまっくれた言動に少々イラッとすることもあったけど)の視点から、ロイとアレクサンドラ(と病院関係の人々)の話と、ロイの語る結構行き当たりばったりの山賊とその仲間達と悪徳総督との因縁の争いの話が平行して進み、そしてラストに向けて二つの話が収斂していく脚本が面白い。

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モーさん

5.0映像美、遊び心、そして映画愛

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

斬新

映画は、モノクロ無音のスローモーションのシークエンスから始まる。
一体どんな場面を撮っているのか、視点を変え、画角を変え、被写体との距離を変え、途切れなく繋がれる画によって徐々に明らかになっていく全貌。最後はつり上げられた馬の画で終わる。冒頭のこの場面を目にしただけで、傑作の予感がする。

カラーの映像に切り替わってからは、噂に違わぬ「本物の」映像の美しさに終始魅入ってしまった。
物語の世界を彩る赤、青、黄、緑、白、黒・・・。原色なのにケバケバしさがなく、エキゾチックで品がある衣装。バックに映える美しく雄大な自然と圧巻の伝統建築物。どこを切り取っても一枚の画として成立するように作ったかのような徹底的で尋常でない「見栄え」への拘りを感じる。

橋から落ち、夢破れ、恋に破れて自暴自棄になった青年が、木から落ちた少女に語る「つくり話」。話の筋はやや強引で、子供だましのもののようにも感じるが、青年一人が即興で紡いだ作り話は、悲劇的な結末に終わろうとしていた。しかし最後に(また落ちて怪我した)少女がもう一人の作り手として参加したことで、青年の生きる力を呼び覚ますことになった。怪我の功名とはこのことか!

少女のしゃべり方と動きが愛らしく、好奇心と遊び心に溢れている。象、猿といった動物が活躍するのも子供心を意識した演出だろうか。

そしてラストのモノクロ映画スタントシーンのカット集は、CGもVFXも無かった時代に、観客を驚かせ、楽しませようと身体を張って撮影に挑んだスタントマンやスター達へのリスペクトに溢れていた。

個人的には、バリのダンスシーン、姫の蓮の花の衣装がとても印象的だった。ターセム監督とデザイナー石岡瑛子の、自然や歴史、文化への真摯に向き合うスタンスや畏敬の念がクリエイティビティの発揮に繋がったのだろう。

映画館のロビーでスタッフに声を掛けられて手に取ったパンフレットは、壁掛けカレンダーのような見たこともない特大サイズ。写真集のような中身だった。先に購入した男性が「こんなのどうやって持って帰るの?鞄にも入らないし、家でもどうやって保管すればいいんだよー」と笑いながら持ち帰っていたのが可笑しかった。

今までにない、映画体験をさせてもらいました。
Thank you,Thank you, Thank you very much!

※※追記~物語について~※※
映像が素晴らしいので、観終わったあとはそこにばかり意識が向きがちだったが、少し時間がたって「物語」というものについて考えさせられた。

親が子に読み聞かせるように、物語る者と、それを聞く者が同じ空間でその物語を共有するとき、語り手は聞き手の反応を見ながら語り口を変えるし、聞き手の反応次第では、話の中身すら変えてしまうことがあるだろう。文字のない時代に生まれた神話や昔話も、そういった側面があったのではないか。神話や昔話は、語り手と聞き手が共同で創るもの。劇中で、途中から少女が物語のなかに登場するようになったのも、そう考えると納得がいく。
良き物語は、良き語り手と良き聞き手の共同作品。そういうことに気づかされる映画でもあった。

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TS

5.0堪能

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

斬新

カワイイ

映像美 音楽 ファッション 肉体美 映画館で鑑賞してよかった。無垢なアレクサンドリアの セリフ 動き 表情と すべてがとにかく可愛いかった。物憂げなロイの表情も声もいい。髪型が変わると急にセクシーでもあって。残酷になりそうなストーリーは 5歳の願いで 救われ 創り変えられる。ところどころで 現代では違和感を感じた場面もあったけれど ひさしぶりに 映画館ならではの贅沢な時間を過ごせた。

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Sophia

4.0ビジュアル主義×女児向け御伽噺

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

ビジュアル主義って批判的な意味合いで使うことが私の中では多いがここまで徹底されると圧倒される。それと作り手側も割り切った荒唐無稽さなので気持ちいいのかもしれない。女児アレクサンドリアがふっくらしてて可愛いがその後映画には出てないらしい。それもそれでいい。ビジュアル主義としての詳細な立ち位置などはダーレン・アロノフスキーのπパイとかとも比べたくなるかもしれない。

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タカシ

3.0映像は確かに美しかったけど

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

単純

知的

難しい

刺激が少なく、自分には向かない映画でした。
ストーリーは凡庸で、取り立てて面白いとは感じなかったです。
あとは、自分の読解力の問題だとは思いますが、映画の中盤まで登場人物の身の上が分からず、ずっとモヤモヤしてしまいました。

全体的に、少々退屈な作品でした。

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ゆう

3.5インド人

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

驚く

カッコイイ!二度と女を見ない誓いも。扇子のベール最高。ダーウィンの毛皮コートイカスー。剣山状態凄い。アメリカンエクゾシティ、タテハチョウじゃねえか!
落下には色々と意味を掛けてるんでしょうね。交響曲7番?悲壮壮大と言えばコレか、愛のむきだしでも盛大にかかってたな。

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トミー

5.0圧倒される映像美

2025年12月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

驚く

斬新

デジタルリマスター版が公開されたので見に行きました。映画館の大画面の前列で見てあらためてこの映画のすばらしさを感じてきました。
人間の深層意識を増幅して卓越した創造性でビジュアルに落とし込んで表現していて、自然と映像に引き込まれてしまいます。石岡瑛子の衣装も素晴らしいです。数々の歴史遺産をこれだけの迫力ある映像として残しているのはこの映画以外にないんじゃないでしょうか。とにかく画面の端から端まで無駄なく使っていてこれはビデオで見てはいけない作品です。
ストーリーテリングする主人公の頭の中で想像していることが映像化されていきます。これは「ザ・セル」にも通ずるターセム監督の好みなんだと思いました。
ストーリーは映像に負けているという見方もあるようですが、そんなことはなくつらい目にあった無垢な少女と絶望に生きる男の心の交流と再生が大胆な手法で描かれていて心にしっかりと響いてきました。CGでなんでもできてしまう時代にはない素晴らしさが詰まったはずすことのできない作品だと思います。

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むっ、むいちろう

4.0ビジュアルモンスター、略してビジュモン

2025年12月12日
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鑑賞方法:映画館

ホントに贅沢な映像体験だった。アバンタイトルからビジュアルモンスター・ターセムの本領発揮。そしてなんだかんだでフィンチャーが噛んでるとは思えない、微笑ましい話でした。むしろギルレモ・デル・トロ風味がある

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weakboson

4.5余韻よろし

2025年12月12日
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鑑賞方法:映画館

観終わって2日たつわけだがベートーヴェン第7番を聴きたくなる熱が継続中。

映像はすごかった。
愛を感じる武蔵野館で観たことに後悔はないが、もっと大きいスクリーンと高度な音響施設の劇場で観てもよかったのかもしれない。

思い返すと印象的なシーンばかりだ。
冒頭のモノクロスローモーションもだし、フィジーの島もだし、神父の顔からののシーンもだし、解放するシーンもだし(シュナの旅を思い出した)
個人的には観る前からわかっていたとも言えるが、石岡瑛子さんの衣装の美しさは本当に素晴らしかった。
5人➕αの個性爆発でバラバラだけど際立つ衣装は魅力的すぎる。
黒山賊のはある意味一番シンプルなのに、セクシーさが半端ない。二の腕と2丁拳銃、黒地に金の装飾。

彼の、いや彼らのストーリー展開に思うところがあるのは人それぞれだろうが、自分はこういう夢物語があってもいいと思える派。忘れていた児童文学だってこういう感じなのもあっただろう。理路整然としたストーリーを求めたいならおすすめできない。

落ちる、の解釈は色々ありそう。パッと出てきたのは、必ずしもネガティブな意味だけではないということ。地球にいれは物理的にも精神的にも落下は誰でも経験することだけど、落下してからどうするかが大事なのかなぁ、とか。

レビューとは関係ないが、美しい映像を見てると仕事してちまちまとスマホをいじってばかりの生活なんかしてる場合じゃなくて、もっと美しい景色の所に自分も行きたいし行かなきゃなんて気にさせられてしまった。実際の映像がもつ力、かな。
北インドの湖はパンガン湖とかの近くだろうか?
いつか行ってみたい。

あと、最後に、書くと怒られそうたけど、めんべえのお面を思い出して食べたくなった。

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本まぐろトロ子

3.0期待をしたけど…

2025年12月12日
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鑑賞方法:映画館

SNSでも高評価な本作、やはり観ておくかと思ったのですが…
音楽、衣装、風景は素晴らしいと思います。多分、これだけでも観る価値はあるのだとは頭では理解できますが、いかんせんストーリーがあるようで無いようで、観終わった後何か煙に巻かれたような気分になりました。
なので評価は若干のおまけを入れて星3です。
好きな方にはごめんなさい。

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くーまん

3.5予告映像以上の感動は無かった

2025年12月11日
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鑑賞方法:映画館

単純

癒される

「ザ・セル」同様、脳内シーンを具現化したいという情熱は伝わるのですが、その限界も感じられました。世界遺産の絶景+舞台美術のツギハギです。ストーリーも凡庸。ターセム監督は生真面目すぎるのだと思われます。類まれな映像を撮りたいという意気込みには好感がもてるのですが。
一方、設定が似ているティムバートンの「ビッグ・フィッシュ」は絶景を映している訳でもないのに、夢物語のダブルロールも工夫されていて面白く、映画として心に残ります。おそらくティムバートンの方がテクニックのみならず変態性、過剰さ、クセの強さにおいて勝っているためなのでしょう。

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Miki

4.5映画終活シリーズ

2025年12月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

2006年度作品
ターセム・シン監督のオリジナル脚本が素晴らしい
それでいて、ちゃんと2時間で収めているのがまたイイ
美しい映像美
石岡瑛子の衣裳デザイン
主人公アレクサンドリア役のカティンカ・アンタルーちゃんに拍手

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あきちゃん

4.0世界遺産と無垢な心を観たい人におすすめ

2025年12月11日
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鑑賞方法:映画館

知的

斬新

癒される

今回4Kリバイバルで初めて観ることができました。
評判通りの絶景、美しい映像、石岡瑛子の衣装を満喫しました。
もう一つのおすすめポイントの少女の無垢な心と素直な行動を疑うことなく見せてくれます。
映画を、映画を作るために身を張った人を称える作品です。

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オレンジ

3.0ストーリーよりも、 ビジュアルを楽しむ映画との認識で見ました まさ...

2025年12月10日
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ストーリーよりも、

ビジュアルを楽しむ映画との認識で見ました

まさにその通り

ビジュアル的には楽しめたけど、

それだけが目的だと少し長かった

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jung

4.0映像美

2025年12月10日
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鑑賞方法:映画館

監督の私財で作った自主製作映画との事ですが、凄くお金掛かってそうですね。相当なお金持ち?製作費回収出来たのか心配になってしまいます。
映像が美しく衣装も印象的で、リバイバル上映に感謝です。内容としては即興の作り話なので何とも言えないけど、観れて良かったです。

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やまぼうし

5.0やっと大画面で観ることができました。

2025年12月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

カワイイ

 数年前見つけ、レンタルでかりて観て、やはりまた観たくて高額DVDを購入。何度も繰り返しみてました。大きなスクリーンで見るとまたちがう感動です。
 映画でしか描けない壮大なおとぎ話。失意の男と小さな女の子がつくりあげた物語。
 辛い時、何故これでも生きていかなければならないのかと、自問していました。このお話はその答えをひとつみせてくれた。
 人生は物語 人とひとのつながりが生むもの。
映画のなかの、実際にこの世界にある自然と素晴らしい建築物たち。これは長い年月に誰かがまたなにかがつくりあげてきたもの。それを私は見ることがかなっている。ありがとう、としかいえません。、
 また、何度もみるとおもいます。

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あっとまん

3.5落下の王国

2025年12月10日
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鑑賞方法:映画館

驚く

斬新

ハリウッドで映画産業勃興の頃、数多くのスタントマン達が命懸けで落下していた(ビル、馬、崖、鉄橋等から)ことへのオマージュ。でも、これが分かるのは最後の最後。チョット感動しました。なので、冒頭の、Los Angelsの意味もこれで納得。音楽、そして奇観とも呼べる世界中の風景映像を楽しませて貰いました。それにしても、アレクサンドラを演じた子役の女の子の上手いこと。

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Cabe

4.0ベートーベンの7番が流れる冒頭と最後のシーンが好きです。

Mさん
2025年12月10日
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冒頭のモノクロのシーンに惹き付けられた。
また最後のスタントマンたちのシーンが一番心に残った。
しかし、私はあまり深くこの映画を理解できなかった。

追記
みなさんのレビューを読んでいたら「映像美」とか「色彩美」という言葉を多く見た。確かに不思議といえば不思議な映像ではあったけど、美しいと言えるのかなあ、と正直思った。

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M

4.0とても懐かしい映像が見れた

2025年12月10日
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鑑賞方法:映画館

何年も前だが一度観たし「一度でいいかな」と今回の上映は見送ろうかと思ったが「なんか話題になってるし、大画面で見るべきか?」と調べると、「オリジナルの劇場公開版ではカットされた新たなシーンが追加されている」と知る。
確かレンタルDVDで自宅の40インチくらいのテレビで見たと思う。当時の感想は「これは映画館向けで、スクリーンに引き込まれる映像美だろう」と確か思ったもんだ。追加のシーンはもちろん解らない。
今回私が見た福岡のスクリーンは2Kだったが、思い出すシーンと完全に忘れていた描写があって再鑑賞して良かった。
特に少女アレクサンドリアが頭を打って悪夢を見る『ナイト・ウォッチ 』的なシーンは「記憶の片隅に残っていて、この映像は『落下の王国』だったのか!」と繋がって鳥肌が立った。
13の世界遺産、24ヵ国以上のロケーションの効果は絶大で撮影監督の手腕が光っている。

インド出身の映像作家ターセム・シンが2000年に手がけた映画監督デビュー作『ザ・セル』で名を馳せ、これも当時DVDをレンタルして見た。映画の監督作は少なくレディ・ガガの楽曲♪「911」(2020)のMVなども手がける独創的な世界観と映像美で描く監督さんだ。

2012年に他界した衣装デザイナーの石岡瑛子とは、『ザ・セル』から『白雪姫と鏡の女王』(2012)までの4作品で毎回タッグを組んだお方で、お名前で検索すると見事な衣装の数々が出て来る。

私がレンタルした時は『ザ・フォール / 落下の王国』と言うタイトルで、ザコ・ヘスキヤ監督、脚本による1981年のブルガリア映画 『ヨー・ホー・ホー』が原作とされていた。

出演者は誰も知らないと思ってたら、主人公リー・ペイスはM.C.Uのロナン(クリー帝国の将軍でサノスと結託したヴィラン)だった。

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