ロードゲームのレビュー・感想・評価
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ワンコにお肉、俺セロリ
働き過ぎて睡眠不足のトラッカークイッド。孤独を紛らわせる為か眠気を抑えるためか、ひたすら相棒の犬ボズウェルに話しかけるのだけど、このおしゃべりが軽妙で、クイッドの人の良さが表れていてとてもいい。犬にだけでなく、会う人会う人誰にでも気さくに話しかけるクイッド。いいやつだ。
そして気まぐれに乗せたヒッチハイカーのヒッチ(ジェイミー・リー・カーティス)と何だか良い感じで、殺人鬼を追う話なのに随分と呑気なものである。
でも、ヒッチが突如姿を消してからは徐々に雰囲気が変わってくる。ヒッチに裏切られたのかと勘繰り、警察に連続殺人鬼と勘違いされていることに焦るうち、徐々に昼から夜になり、真っ暗な車内で眠気もあってついにクイッド自身が混乱してゆく。「証拠なんて何もない」「彼女に犬の毛がついてたら困る」「トラックは処分するべきか」今まで私たちが見ていたものはクイッドの妄想なのか?はたまた被害者や観客を騙す嘘なのか?前半のおしゃべりで気のいい主人公にすっかり心を許していたので、この展開がとても恐ろしかった。
65点ぐらい。緊迫感に欠ける…
主役のトラック運転手がジョニー・デップに似ていた。スリリングなサスペンス!
当時のホラークイーンであったジェイミー・リー・カーティスが出ていることと、日本未公開ということに惹かれて、観に行った。
始めのほうは、このシーン要らないんじゃない? と思わせるような少しテンポの悪い展開。
ただし、無駄に思えるシーンも後でちゃんと伏線回収。
開始15分くらいから面白くなった。
ヒッチコックの作品やスピルバーグの激突などを思い出させてくれるような、ひりひりするサスペンス。
昔の映画は台詞が凝っていて楽しい。英会話の勉強にもなった。
日本車のことを言うときに、ジャップって言っていた。口が悪い。
主役のトラック運転手はジョニー・デップに似ていた。
途中からジョニー・デップとジェイミー・リー・カーティスの共演と思い込んで鑑賞したら面白かった。
主人公の相棒のワンちゃんが可愛らしかった。表情豊かな犬……。
追記。
このワンちゃん目線の宣伝ビデオをシネマート新宿のホームページで見つけました。このワンちゃんは出演作はこの一作のみだそうです。
リンクが貼れないのが残念。
時代が違うから傑作感がわからないのか…
音楽にこだわりあり。サスペンスロードムービーの良作
派手さはないけど先が読めない展開がおもしろかった。
44年前にオーストラリアで製作。日本未公開だった、サスペンス・ロードムービー。
トラックの運送屋とヒッチハイク美女が、怪しいバンを追いかける話。
音楽、ブライアンメイって、まさかと思ってたけど同姓同名さんでした。
主人公のトラッカーが、運転中ハーモニカを吹く。そのまま西部劇っぽい劇伴になるのがカッコいい。
ちなみに4回ほどハーモニカ吹くシーンがありますが、ブルースハープと一般ハーモニカを持ちかえてる。ところが、ハーモニカの音は、持っているハーモニカと全シーンあべこべ。こんなん、ブルースハープをやったことある人じゃないとわかんないだろうけど。
例えば、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に合わせてハーモニカ吹くシーン。口元にあるのは一般ハーモニカだけど、出てる音はブルースハープだ。
ブルースハープやったことない人にわかるように説明すると、ブルースハープは、キーごとに個体が異なり、キーごとのスケール音階になってる。普通に吹いても出ない音がある。なので、音を聞いてブルースハープか一般ハーモニカかわかる。
この映画では、犯人の凶器がアコースティックギターの弦だったりするから、監督が音楽にこだわりあるんだろうなと思いました。
ヒッチコックの「裏窓」でお馴染みの覗きを移動する車で敢行!
オーストラリアが産んだヒッチコックの後継者リチャード・フランクリンの秀作。
この度。劇場での初公開となり喜び勇んで劇場に行って参りました。
何よりも驚かされるのは、ヒッチコックが「裏窓」で敢行した覗きを移動するトラックで行っている点。
導入としては完璧で尚且つヒッチコックのファンをニヤニヤさせる仕掛けとなっています。
コメディ的な要素もあり、音楽がド派手な為にミステリとは思われない作品になってしまいましたが、しっかりヒッチコック要素を盛り込んでますのでお見逃しなく。
またスリリングな描写も見応えがあり、特に冷凍庫の中での一幕はハラハラが止まりません。
ゆっくりとズームアップする画面に呼応して緊張感も高まっていきますよ。
クライマックスではホルストの「火星」を彷彿とさせるド派手な音楽をバックに迫力の展開が待ってます。
トラックの運ちゃんになったつもりで一緒にアクセルをふかしましょう!
タランティーノはお喋りがお好き
長距離トラック運転手が目撃した緑色のバンに乗った女性がバラバラ死体となって発見された事で、独自にバンを追跡をするが…
とにかく主人公の運転手がよく喋る。飼っているディンゴ相手に独り言をすれば、序盤で乗せた(というか無理矢理乗りこんできた)女性と他愛のないクイズをしたりと、まぁベラベラし放題。タランティーノが愛する作品の1本に挙げているとの事だが、彼の作品にダイアローグ劇が多いのも納得できるというもの。
宣伝にもあるようにヒッチコックの『裏窓』にインスパイアされたプロットで、劇伴もバーナード・ハーマンっぽい。一方でスピルバーグの『激突!』テイストも感じる。表面上はスリラーだが随所でスラップスティックコメディ要素もあり、のんびりテイストのオーストラリア映画らしいともいえるが、お話としては凡庸。密室劇の『裏窓』をロードムービーに展開できたあたりは上手いけど、もうちょっとクライマックスはひねってほしかったかな。
運転手役は当初ショーン・コネリーを想定していたが、予算の都合でステイシー・キーチになったとか。まあベラベラ喋るコネリーというのも想像つかないので、これはこれで適役だったかなと。あとエグゼクティブプロデューサーに名を連ねているバーナード・シュワルツとは、ヒッチハイカー役で出ているジェイミー・リー・カーティスの実父トニー・カーティスの本名。
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