「なかなかの良作見つけた」殺し屋のプロット くーまんさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなかの良作見つけた
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マイケル・キートン演じる異色の経歴を持つ殺し屋・ノックスがクロイツフェルト・ヤコブ病に侵され、徐々に記憶を無くしていくまでの物語を描く本作。
初めは地味な画面とゆっくりとした進行で作品のチョイスを誤ったかと思いましたが、物語が進むにつれその印象は誤りだったと気づきました。始まりは主人公であり殺し屋のノックスが医者から病を告げられるところ、ここから一週間毎にストーリーが展開していきます。
大まかなストーリーは解説の通りとして、息子から殺人の隠蔽工作を頼まれ、ラスト近くにそれは失敗したのかと思わせつつ見事などんでん返し。これにはうーん、やられたーと唸るしかなく…。
ラスト7週目、医療施設に入れられたノックスに会いに行く息子、自分のことが分からない風なノックスの様子に涙を流しますが、この時のノックスは本当に全てを忘れ去ってしまったのかと思わせる表情と仕草に、家族愛のカタチを考えさせられずにはいられないのです。
年末になかなかの良作を観させていただきました。
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